技術者・研究者のための特許の取り方

技術者・研究者のための特許の取り方

特許の出願書類の記載方法のコツや拒絶理由への対応方法のポイントを実例を基に丁寧に解説。特許関連情報の取得方等を伝授。

著者 宮保 憲治
岡田 賢治
ジャンル 全て
その他
出版年月日 2012/03/01
ISBN 9784501627607
判型・ページ数 A5・178ページ
定価 2,090円(本体1,900円+税)
在庫 在庫あり

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特許の出願書類の記載方法のコツや拒絶理由への対応方法のポイントを実例をもとに丁寧に解説。特許関連情報の取得方法や有効利用の仕方を伝授。特許戦略に活用できる。法律の知識が全くない理工系技術者、研究者、産官学担当者を読者対象に置き、丁寧にわかりやすく書かれている。

 本書は,日頃より何らかの「アイデア」を特許に仕上げたいと思っているエンジニア,「特許は縁遠い」と思っていたエンジニア,「アイデアは出るけど特許出願が難しい」と思っていたエンジニアや,将来の発明者となる大学院生を対象に執筆したものです。
 一般的には公開された特許公報を読んでも複雑すぎる場合が多く,理解に多くの時間を費やしたり,本質を見過ごしてしまう場合もあると思います。そこで,発明者の方が日頃の開発技術のなかから思いついたせっかくのよい「アイデア」の種を順序どおりに筋立てを行えば「特許発明」に仕上げることができる方法を解説しました。
 本書は,特許業務に携わる方にとっても,発明者からどのようにしてアイデアを引き出して特許出願レベルまで引き上げるかという視点でも役に立つかと思います。さらに,特許の取得や特許の活用法に関して,理解できるように解説しました。
 なお,本書は東京電機大学学術振興基金の援助を得て発行されたことを申し添えておきます。
 2012年1月
 著者らしるす
序章 本書を読み進めるために
第Ⅰ部 アイデアのまとめ方から特許明細書の創り方まで
 第1章 特許出願に必要な考え方と記載事項
 第2章 アイデア創出の方程式
  2.1 アイデア創出の考え方
  2.2 ニーズ指向型の発明(その1)
  2.3 ニーズ指向型の発明(その2)
  2.4 シーズ指向型の発明(その1)
  2.5 シーズ指向型の発明(その2)
  2.6 アイデアから特許へ
 第3章 「ひらめき」から具体的発明まで
  3.1 ハイブリッド交換システム(基本方式)
  3.2 ハイブリッド交換システム(応用方式)
  3.3 ディザスタリカバリシステム(基本方式)
  3.4 ディザスタリカバリシステム(応用方式)
  3.5 光電子融合型IPスイッチ
 第4章 具体的な請求項の記載
  4.1 発明の種類
  4.2 請求項の構成法
第Ⅱ部 特許法の基礎
 第5章 特許制度の概要と発明にかかわる権利
  5.1 特許制度の概要
  5.2 発明にかかわる権利
 第6章 特許要件
  6.1 特許要件
  6.2 新規性(特許法第29条第1項)
  6.3 進歩性(特許法第29条第2項)
  6.4 先願(特許法第39条第1項)
  6.5 拡大先願(特許法第29条の2)
  6.6 単一性(特許法第37条)
 第7章 特殊な特許出願
  7.1 優先権主張出願(特許法第41条第1項)
  7.2 分割出願
  7.3 変更出願
 第8章 出願審査請求
  8.1 出願審査請求とは
  8.2 出願審査を早める手段
第Ⅲ部 拒絶理由とその対応
 第9章 拒絶理由とその対応策
  9.1 拒絶理由通知
  9.2 拒絶理由の種類
  9.3 新規性違反の拒絶理由とその対策
  9.4 進歩性違反の拒絶理由とその対策
  9.5 記載不備の拒絶理由とその対策
 第10章 補正の制限
  10.1 補正の時期的制限
  10.2 最初の拒絶理由通知に対する補正の内容の制限
  10.3 最後の拒絶理由通知に対する補正の内容の制限
第Ⅳ部 特許情報の活用
 第11章 公開情報の読み方
  11.1 公開情報の種類と意義
  11.2 公開情報の内容
  11.3 公開情報の実際の活用例
 第12章 公報から読み取れる他社の研究動向
  12.1 他社の研究動向
  12.2 新規参入の事前把握
  12.3 他社の人的リソースの配置動向
  12.4 研究者の研究動向
  12.5 合併相手の調査
  12.6 研究の最前線
第Ⅴ部 特許戦略
 第13章 特許権者の特許戦略
  13.1 特許権による防御
  13.2 特許権による攻撃
  13.3 権利行使前に知的財産担当者が実行すること
  13.4 特許戦略
 第14章 外国特許の取得
  14.1 属地主義と外国への特許出願
  14.2 パリ条約
  14.3 特許協力条約(PCT)

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