eラーニング導入ガイド
著者 | 日本イーラーニングコンソシアム 編 |
---|---|
ジャンル | 全て 情報・コンピュータ |
出版年月日 | 2004/03/01 |
ISBN | 9784501537302 |
判型・ページ数 | A5・186ページ |
定価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
在庫 | 在庫あり |
「eラーニング」導入担当者必読の一冊
<まえがき>
eラーニングは90年代にアメリカで生まれ,大きな発展を遂げました。日本でも長い助走期間を経て,いよいよ普及の時期を迎えています。企業内において単に教育を要する時間と費用を削減するだけでなく,スピーディに戦略的人材育成を進めようとニーズが急速に拡大してきたためです。
多くの場合,eラーニングの導入は人事部あるいは事業部門の教育担当の所轄になることでしょう。しかし,eラーニングはこれまでの集合教育とはその実施形態も大きく異なるために,導入と運営管理には新しい知識やノウハウを必要としています。教育研修の知識に加え,システムおよびコンテンツの開発や運営についての知識が求められるのです。また,情報システム部門との連携や外部のシステムベンダーやコンテンツベンダーとの共同も不可欠になります。eラーニングのもつ特性を発揮するためには,その活用法について知る必要があります。一方,eラーニング導入・運営に関する広い範囲の情報入手が難しいことも,eラーニングを普及する上での阻害要素になっていました。
本書は,企業におけるeラーニングの円滑な導入と運営管理に必要な基礎知識を提供することを目的に刊行されました。現在eラーニングに関わっている実務者が,企業の実務担当者向けに平易に書き下ろしたものです。「日本イーラーニングコンソシアム」広報委員会に属するメンバーで分担執筆しましたが,その内容については合議を重ねて正確さを期しました。執筆分担は次のとおりです。
<まえがき>
eラーニングは90年代にアメリカで生まれ,大きな発展を遂げました。日本でも長い助走期間を経て,いよいよ普及の時期を迎えています。企業内において単に教育を要する時間と費用を削減するだけでなく,スピーディに戦略的人材育成を進めようとニーズが急速に拡大してきたためです。
多くの場合,eラーニングの導入は人事部あるいは事業部門の教育担当の所轄になることでしょう。しかし,eラーニングはこれまでの集合教育とはその実施形態も大きく異なるために,導入と運営管理には新しい知識やノウハウを必要としています。教育研修の知識に加え,システムおよびコンテンツの開発や運営についての知識が求められるのです。また,情報システム部門との連携や外部のシステムベンダーやコンテンツベンダーとの共同も不可欠になります。eラーニングのもつ特性を発揮するためには,その活用法について知る必要があります。一方,eラーニング導入・運営に関する広い範囲の情報入手が難しいことも,eラーニングを普及する上での阻害要素になっていました。
本書は,企業におけるeラーニングの円滑な導入と運営管理に必要な基礎知識を提供することを目的に刊行されました。現在eラーニングに関わっている実務者が,企業の実務担当者向けに平易に書き下ろしたものです。「日本イーラーニングコンソシアム」広報委員会に属するメンバーで分担執筆しましたが,その内容については合議を重ねて正確さを期しました。執筆分担は次のとおりです。
土屋 洋(リクルート) 第1章:導入決定 第6章:効果測定
小川正夫(NTTラーニングシステムズ) 第2章:計画立案
金子一久(NEC) 第3章:システム構築 第5章:運用管理
小林建太郎(デジタル・ナレッジ) 第4章:コンテンツ選択と制作
飯田哲也(イオネット) 作図,イラスト原案
なお,導入済み企業12社から事例紹介をいただきました。紙面を借りて御礼申しあげます。
さて,eラーニングををめぐる技術や手法は日進月歩ですから,新しい知識と情報の追加が求められます。本書に追加する新情報等は,「日本イーラーニングコンソシアム」のホームページ(www.elc.or.jp)を通じて提供を進めますので,ぜひご利用ください。
本書が,企業におけるeラーニングの「導入ガイド」としての役割を果たすことを一同願っております。
なお,導入済み企業12社から事例紹介をいただきました。紙面を借りて御礼申しあげます。
さて,eラーニングををめぐる技術や手法は日進月歩ですから,新しい知識と情報の追加が求められます。本書に追加する新情報等は,「日本イーラーニングコンソシアム」のホームページ(www.elc.or.jp)を通じて提供を進めますので,ぜひご利用ください。
本書が,企業におけるeラーニングの「導入ガイド」としての役割を果たすことを一同願っております。
1 導入決定
1.1eラーニング導入から活用へ
1.2eラーニングの目的と成果
1.3目標・対象・テーマの決定
1.4導入形態?イントラネットかASPか
1.5社内のインフラとツールの点検
1.6プロジェクトに必要な人材
1.7社内の協力体制
1.8学習するしくみの設計
1.9トップを味方につける
1.10学習する企業文化の形成
1.11学習へのインセンティブ
1.12導入後に予想される障害
1.13小企業での導入
1.14最初の導入は成功しなければならない
1.15失敗事例から学ぶ
2 計画立案
2.1計画立案を担当する組織
2.2インフラの検討
2.3段階的な目的の設定
2.4eラーニング導入のための5W1H
2.5対象や目標の絞り込み
2.6コストの試算
2.7ブレンディッドラーニングの設計
2.8ベンダーの選び方と活用
2.9運用体制
2.10スケジュールと管理
3 システム構築
3.1システム構築の手順
3.2eラーニングシステムの要素
3.3ネットワークとシステムの検討
3.4社内システム部門との連携,役割分担
3.5イントラ型eラーニング設計の留意点
3.6ASP型eラーニングの特徴と活用法
3.7LMSの選択
3.8LMS導入の手順
3.9学習管理機能
3.10同期型学習システムの設計の留意点
3.11映像情報の活用
4 コンテンツ選択と制作
4.1eラーニングと集合研修の判断基準
4.2汎用コンテンツの購入と自社制作
4.3汎用コンテンツの選択とカスタマイズ
4.4自社制作に必要な人とツール
4.5サイズが重いコンテンツと軽いコンテンツ
4.6コンテンツ開発の費用
4.7音声と動画の導入
4.8コンテンツ制作手順
4.9コンテンツ制作のアウトソーシング
4.10インストラクショナルデザイン
4.11テスト問題の作成
4.12FAQの作成
4.13コースの更新
4.14学習者に喜ばれるコンテンツと敬遠されるコンテンツ
5 運用管理
5.1運用体制と人員
5.2責任者を決める(eラーニング管理者)
5.3トップの力の活用
5.4現場のマネージャーのサポート
5.5学習する職場の環境づくり
5.6メンターとチューターの設置
5.7学習ポータルの設置
5.8学習者の登録とログイン
5.9学習管理
5.10コース紹介と学習申し込み受付
5.11学習履歴を活用する
5.12ネットワーク環境や機器の障害対応(ヘルプデスクサポート)
5.13運用業務の外注化
5.14成功例,学習者の声の収集と広報
6 効果測定
6.1教育の評価
6.2教育のROI
6.3eラーニングの有効性の証明
6.4学習効果の測定
6.5業績を向上させるeラーニングの展開
eラーニング用語集
索引
1.1eラーニング導入から活用へ
1.2eラーニングの目的と成果
1.3目標・対象・テーマの決定
1.4導入形態?イントラネットかASPか
1.5社内のインフラとツールの点検
1.6プロジェクトに必要な人材
1.7社内の協力体制
1.8学習するしくみの設計
1.9トップを味方につける
1.10学習する企業文化の形成
1.11学習へのインセンティブ
1.12導入後に予想される障害
1.13小企業での導入
1.14最初の導入は成功しなければならない
1.15失敗事例から学ぶ
2 計画立案
2.1計画立案を担当する組織
2.2インフラの検討
2.3段階的な目的の設定
2.4eラーニング導入のための5W1H
2.5対象や目標の絞り込み
2.6コストの試算
2.7ブレンディッドラーニングの設計
2.8ベンダーの選び方と活用
2.9運用体制
2.10スケジュールと管理
3 システム構築
3.1システム構築の手順
3.2eラーニングシステムの要素
3.3ネットワークとシステムの検討
3.4社内システム部門との連携,役割分担
3.5イントラ型eラーニング設計の留意点
3.6ASP型eラーニングの特徴と活用法
3.7LMSの選択
3.8LMS導入の手順
3.9学習管理機能
3.10同期型学習システムの設計の留意点
3.11映像情報の活用
4 コンテンツ選択と制作
4.1eラーニングと集合研修の判断基準
4.2汎用コンテンツの購入と自社制作
4.3汎用コンテンツの選択とカスタマイズ
4.4自社制作に必要な人とツール
4.5サイズが重いコンテンツと軽いコンテンツ
4.6コンテンツ開発の費用
4.7音声と動画の導入
4.8コンテンツ制作手順
4.9コンテンツ制作のアウトソーシング
4.10インストラクショナルデザイン
4.11テスト問題の作成
4.12FAQの作成
4.13コースの更新
4.14学習者に喜ばれるコンテンツと敬遠されるコンテンツ
5 運用管理
5.1運用体制と人員
5.2責任者を決める(eラーニング管理者)
5.3トップの力の活用
5.4現場のマネージャーのサポート
5.5学習する職場の環境づくり
5.6メンターとチューターの設置
5.7学習ポータルの設置
5.8学習者の登録とログイン
5.9学習管理
5.10コース紹介と学習申し込み受付
5.11学習履歴を活用する
5.12ネットワーク環境や機器の障害対応(ヘルプデスクサポート)
5.13運用業務の外注化
5.14成功例,学習者の声の収集と広報
6 効果測定
6.1教育の評価
6.2教育のROI
6.3eラーニングの有効性の証明
6.4学習効果の測定
6.5業績を向上させるeラーニングの展開
eラーニング用語集
索引