ユビキタス無線工学と微細RFID 第2版

無線ICタグの技術

ユビキタス無線工学と微細RFID 第2版
著者 根日屋 英之
植竹 古都美
ジャンル 全て
電子・通信
出版年月日 2004/07/01
ISBN 9784501324209
判型・ページ数 A5・210ページ
定価 2,530円(本体2,300円+税)
在庫 在庫あり

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最新の技術動向や問題点を踏まえ改訂した

改訂にあたって
本書の初版が出版されてから1年が経過した.その間も,世の中のユビキタス構想やRFIDへの期待は大きくなってきている.しかし,新聞,雑誌,テレビなどのメディアで紹介される内容は,良い部分だけが一人歩きをしてしまい,RFIDシステムを過大評価している傾向が見受けられる.本書の改訂にあたって,初版では,当時,入手が難しかった微細RFIDを付録でつけたが,改訂版では付録としないことにより本の価格を安くした.また,この1年での技術動向の変化やRFIDの抱える問題点を正しく理解していただけるように,第10章を新たに加筆した.
2004年6月
根日屋英之
植竹古都美
第1章ユビキタスの基礎知識
1.1ITからユビキタスへ
1.2ユビキタス構想の関連技術
1.3電波の基礎知識
第2章高周波を学ぶ上での基礎知識
2.1デシベル
2.2インピーダンス
2.3スミスチャート
2.4Sパラメータ
第3章インピーダンス整合回路の設計
3.1インピーダンス整合とは
3.2集中定数回路によるインピーダンス整合
3.2.1抵抗成分のインピーダンス整合
3.2.2リアクタンス成分のインピーダンス整合
3.2.3公式にまとめたインピーダンス整合回路設計
3.2.4スミスチャートを用いたインピーダンス整合回路設計
3.3分布定数回路によるインピーダンス整合
3.3.1抵抗成分のインピーダンス整合
3.3.2スミスチャートを用いたインピーダンス整合回路設計
第4章無線通信機器に用いられる回路
4.1サーキュレータ
4.2高周波スイッチ
4.2.1PINダイオードによるスイッチ
4.2.2FETスイッチ
4.3高周波発振回路
4.4周波数変換回路
4.5アッテネータ
4.6電力合成・分配回路
4.6.1抵抗電力合成・分配回路
4.6.2ウィルキンソン型電力合成・分配回路
4.6.3ブランチド・ハイブリッド電力合成・分配回路
4.6.4$LC$による電力合成・分配回路
4.6.5Qマッチセクション電力合成・分配回路
4.6.6カプラ回路
4.7静電破壊保護回路の例
第5章アンテナ
5.1RFIDシステムにおけるアンテナの考察
5.1.1アンテナの形状による分類
5.1.2アンテナの偏波による分類
5.2小形アンテナ
5.2.1小形アンテナに関する問題点
5.2.2小形アンテナの利得
5.2.3アンテナの絶対利得とビーム幅の関係
5.2.4実用アンテナの電気長と利得の関係
5.3アンテナへの給電線
5.4アンテナの設計
5.4.1アンテナのインピーダンス整合
5.4.2VSWRとリターンロス
5.5パッチアンテナ
5.5.1パッチアンテナの小形化
5.5.2パッチアンテナの周波数帯域
5.5.3パッチアンテナのインピーダンス整合法
5.5.4円偏波パッチアンテナ
5.6今後のアンテナ技術
第6章増幅器の設計
6.1OPアンプによる低周波増幅器の設計
6.2高周波増幅器の設計
6.2.1モノリシックマイクロ波IC
6.2.2トランジスタによる高周波増幅器の設計
第7章フィルタの設計
7.1低周波アクティブフィルタ
7.2低周波パッシブフィルタ
7.3高周波フィルタ
第8章情報の伝送
8.1アナログ変調とディジタル変調
8.2ディジタル変調方式
8.2.1ASK
8.2.2FSK
8.2.3MSK
8.2.4PSK
8.2.5UWBに用いられる変調方式
8.3多値変調方式
8.4単信通信と復信通信
8.5多重化方式
8.5.1空間分割多重化方式
8.5.2偏波面分割多重化方式
8.5.3周波数分割多重化方式
8.5.4時分割多重化方式
8.5.5符号分割多重化方式
8.6直交周波数分割多重化(OFDM)方式
第9章無線移動識別装置(RFID)
9.1ユビキタスの申し子 微細RFIDチップ とは
9.2RFIDシステムの回線設計
9.3RFIDの要素技術
9.3.1電源再生(レクテナ)回路
9.3.2応答器の変調方式
9.3.3応答器内のメモリ
9.3.4 質問器の変調方式
9.3.5アンテナ
9.4安価な質問器(スキャナ)
9.6アンチコリジョン(衝突防止)
9.7RFIDシステムの共存
9.8RFIDチップ内でのクロック発振回路
9.9無線設備の規格について
第10章今後の展開と問題点
10.1過大評価されているRFID
10.2RFID導入へのかげりが見え始めている?
10.3人体に対する影響
10.4価格的な問題点
10.5環境問題とリサイクル
10.6期待されるUHF帯RFID
10.7次世代のRFIDシステム
10.7.1アンチコリジョン機能の強化
10.7.2マルチ周波数RFIDシステム用質問器とRFID
10.7.3広帯域アンテナ
10.8最後に
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