1・2陸技受験教室(3) 無線工学B

1・2陸技受験教室(3) 無線工学B
著者 吉川 忠久
ジャンル 全て
電子・通信
出版年月日 2000/11/01
ISBN 9784501321505
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 2,750円(本体2,500円+税)
在庫 品切れ・重版未定

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 各項目別にポイントをまとめた「基礎学習」と高い頻度で出題されている問題を集めた「基本問題」の2部で各章を構成し合格を目指す。

 1陸技,2陸技で出題される4科目のうち,もっとも難関と言われる「無線工学B」の科目に合格することを目標にまとめたものです。最新の試験出題状況の分析をもとに,各項目別に重要なポイントをまとめた「基礎学習」と,実際に高い頻度で出題されている問題を集めた「基本問題」の2部で各章が構成されていますので,この一冊で十分科目が狙えます。


 近年,無線通信の分野では携帯電話などの移動通信を行う無線局の数が著しく伸びています.また,放送の分野においてはデジタル化や多局化により,新たな時代を迎えようとしています.これらの陸上に開設される無線局の無線従事者として,あるいは,それらの無線局の無線設備を保守する認定点検事業者の技術者として必要な国家資格が第一級陸上無線技術士(一陸技)・第二級陸上無線技術士(二陸技)です. 本書は,一陸技・二陸技の国家試験受験者のために,国家試験で出題される4科目のうち「無線工学B」の科目について合格できることをめざしてまとめたものです. 「無線工学B」の試験範囲は,アンテナ・給電線・電波伝搬およびそれらに関する測定です.アンテナや給電線の理論は,公式の展開などに高度な数学的な取り扱いが多いので,全てを理解することはかなり困難です.そこで,本書では国家試験に必要な内容について,重要な内容を選択してまとめてあります.しかし,暗記的でなく応用のきくように,基本的な理論から各公式の関連についても説明してありますが,べクトル解析などのむずかしい数学をさけ,主に三角関数および初歩的な微積分を用いて記述しています. また,一陸技・二陸技の両資格に出題される内容を解説してありますので,二陸技を受験する方は詳細な説明を多少とばして学んでもよいでしょう.さらに一陸技に挑戦するときには,あらためて深く学習してください. 選択式の試験問題は,その出題状況から分析すると,広い範囲の知識とその中で何がポイントかをつかむことが重要であるといえます. 本書では,最近の出題状況をもとに,その出題範囲をひととおり学習できるように,各項目別に必要な要点をまとめて「基礎学習」とし,つぎに実際に出題された問題を演習して,知識を確実なものとするため「基本問題練習」としました. 一陸技・二陸技の国家試験の合格率はあまり高くありませんが,試験で合格点を得た科目は3年間の科目免除の制度があります.そこで,各科目を確実に合格できるような学習プランを立てて,計画的に受験するとよいでしょう. 本書によって,一人でも多くの方が一陸技・二陸技の国家試験に合格し,資格を取得することにお役に立てれば幸いです.

2000年9月  著者しるす
第1章 アンテナの基礎理論
第2章 アンテナの実例
第3章 給電線
第4章 電波伝搬
第5章 アンテナ系の測定

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