入門 電磁気学

入門 電磁気学
著者 東京電機大学
ジャンル 全て
電気
出版年月日 2006/03/01
ISBN 9784501112905
判型・ページ数 A5・352ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり

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「読んで理解できる」ことに主眼を置き編集

 電気および電子工学の学習分野は,電気計測をはじめとして電気機器,発変電,送配電,照明,電子回路,通信と分野はきわめて広く,応用技術も多岐にわたる.これらの電気・電子技術を学び,理解をし,活用していくためには,その基礎となる「電磁気学」,「回路理論」の理論をしっかりと身につけていく必要がある.
 本書は,電磁気学を初めて学ぶ人のための入門書としたものであり,姉妹書の「入門回路理論」とあわせて学習することにより,電気技術の基礎理論をひととおり習得することができる.
 本書の配列は電流・電圧の働きから始めて直流回路,回路網の計算(キルヒホッフの法則),抵抗の性質,電気化学,磁気,電磁力,電磁誘導,静電気を学ぶようになっている.各章を通じて次のような点に重点をおいて編集している.
 1.読んでわかるように,解説することを柱としている.
 2.初めて電気を学ぶ人のために専門用語の意味を説明してから用いるようにしている.
 3.例題,問,章末問題をできるだけ多くし,問題を解いて知識の確認をできるように配慮している.
 4.詳しい説明および補足説明が必要な場合,あるいは微分積分を使用する計算の解説は(参考)という形で記してある.
 本書を利用することで,初めて電磁気学を学ぶ学生や独学者,あるいは第3種電気主任技術者取得を志す受験生が増え,今後の電気・電子技術が発展していくことを願っている.

◆正誤表◆


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第1章 電流と電圧
 1・1 電荷
 1・2 電気と物質
 1・3 電荷の発生
 1・4 電気量
 1・5 電流と絶縁物
 1・6 電流の作用
 1・7 電位と電位差
 1・8 起電力
 1・9 電気回路
     章末問題
第2章 直流回路
 2・1 電気抵抗とコンダクタンス
 2・2 オームの法則
 2・3 抵抗の接続法
 2・4 直列接続の計算法
 2・5 並列接続の計算法
 2・6 直並列接続の計算法
 2・7 電圧降下
 2・8 端子電圧と内部降下
 2・9 電圧計と電流計のつなぎ方
 2・10 倍率器と分流器
     章末問題
第3章 キルヒホッフの法則と回路網の計算
 3・1 起電力と電圧降下の代数的な考え方
 3・2 キルヒホッフの法則
 3・3 キルヒホッフの法則による回路網の解き方
 3・4 電池の接続法
 3・5 ホイートストンブリッジ
 3・6 電位差計の原理
     章末問題
第4章 電気エネルギーと発熱作用
 4・1 電気のする仕事
 4・2 電力
 4・3 電力量
 4・4 電力計と電力量計
 4・5 効率
 4・6 ジュールの法則
 4・7 電線の許容電流とヒューズ
 4・8 熱電気現象
     章末問題
第5章 抵抗の性質
 5・1 電気抵抗と抵抗率
 5・2 導体の形状と抵抗の変化
 5・3 電気抵抗は温度によって変化する
 5・4 抵抗器
 5・5 特殊抵抗
 5・6 超伝導と半導体
     章末問題
第6章 電流の化学作用
 6・1 イオンと電流の化学作用
 6・2 ファラデーの電気分解の法則
 6・3 電気分解の応用
 6・4 電池
 6・5 その他の電池
 6・6 電池の放電率と容量
     章末問題
第7章 磁気の性質
 7・1 磁石の性質
 7・2 磁気誘導と磁性体
 7・3 磁極の強さと磁気力に関するクローンの法則
 7・4 磁界と磁界の強さ
 7・5 磁力線
 7・6 磁力線密度と磁界の強さ
 7・7 磁気モーメント
 7・8 地球の磁界
 7・9 物質の磁性
 7・10 磁化の強さ
 7・11 磁束と磁束密度
 7・12 磁化された鉄の磁束密度
 7・13 透磁率と比透磁率
 7・14 磁気シールド
     章末問題
第8章 電流と磁気
 8・1 電流のつくる磁界
 8・2 磁力線の方向
 8・3 電流の磁気作用と物質の磁性
 8・4 ビオ・サバールの法則と円形コイルの磁界
 8・5 アンペアの周回路の法則
 8・6 無限長直線電線のつくる磁界
 8・7 無限長コイルのつくる磁界
 8・8 環状コイルのつくる磁界
     章末問題
第9章 磁性体と磁気回路
 9・1 磁化曲線と透磁率
 9・2 磁気ヒステリシス
 9・3 磁気ひずみ
 9・4 磁気回路におけるオームの法則
 9・5 磁気回路中の漏れ磁束
 9・6 磁気回路の計算
     章末問題
第10章 電磁力
 10・1 電磁力
 10・2 電磁力の大きさ
 10・3 磁界中のコイルに働く力
 10・4 電流相互間に働く力
 10・5 平行な直線電流間に働く力
 10・6 ピンチ効果
 10・7 ホール効果
 10・8 電磁力による仕事
 10・9 アンペアの周回路の法則の証明
     章末問題
第11章 電磁誘導
 11・1 電磁誘導
 11・2 誘導起電力の方向
 11・3 誘導起電力の大きさ
 11・4 平等磁界中を運動する導体の誘導起電力
 11・5 発電機の原理
 11・6 相互誘導と相互インダクタンス
 11・7 自己誘導と自己インダクタンス
 11・8 相互および自己インダクタンスの計算
 11・9 磁気的に結合した相互および自己インダクタンス
 11・10 自己インダクタンスに蓄えられるエネルギー
 11・11 磁界に蓄えられるエネルギーと吸引力
 11・12 変圧器と誘導コイルの原理
 11・13 うず電流
 11・14 表皮効果
     章末問題
第12章 静電気の性質
 12・1 静電気に関するクローンの法則
 12・2 静電誘導
 12・3 電界と電界の強さ
 12・4 電気力線
 12・5 電束
 12・6 ガウスの定理
 12・7 電位と電位差
 12・8 等電位面
 12・9 電界の強さと電位の傾き
 12・10 導体内の電界と電荷
 12・11 静電シールド
     章末問題
第13章 静電容量とコンデンサ
 13・1 静電容量
 13・2 静電容量の計算
 13・3 誘電体と誘電率
 13・4 電解中の誘電体の働き
 13・5 コンデンサ
 13・6 コンデンサの種類と構造
 13・7 コンデンサの接続法
 13・8 コンデンサに流れる電流
 13・9 コンデンサに蓄えられるエネルギー
 13・10 静電吸引力
 13・11 圧電効果
 13・12 放電現象
     章末問題
問と章末問題の解答
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