理工学講座 電磁気学

理工学講座 電磁気学
著者 東京電機大学
阿部 陽一
荒井 聰明
笠原 宏
金田 輝男
川瀬 宏海
川瀬 藤男
小林 保正
佐々木 哲夫
篠原 正三
ジャンル 全て
電気
シリーズ 理工学講座
出版年月日 1978/03/01
ISBN 9784501004200
判型・ページ数 A5・266ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり

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大学の講義と学生の演習の便宜を考えて,例題や,演習問題が見合うよう用意してある。

<まえがき>
 科学技術の進歩は著しく,その速度は近年急に速くなり,10年,20年後の予測はとてもつき難いというようなことが一般に言われている。このことは事実であり,過去を振り返ってみた時に,この感を深くせざるを得ない。これは現実に新しい素子や装置が現れ,それらが広く応用されるに及んで,新しい科学技術を改めて見直した時に受ける実感である。
 このような新しい科学技術は,然らばその根拠となる数学とか物理学とか言うものまでも根底から覆すものであったであろうか。根拠となる科学には新しいものが付け加えられてはいるけれども,それが基盤となって科学技術を大いに進展させていることは疑いない。
 電気工学の最も基盤となるものは電気磁気学である。電気磁気学は物理学の一分野であるけれども,それを単に物理学の一部としてだけ取り扱ったのでは電気工学を専攻する者にとっては不十分である。電気工学という広い応用分野を考えた場合,その基礎となる電気磁気学は如何なる方面の電気工学を将来専門とするとしても,是非十分身につけておかなければならないことである。電気磁気学が電気工学において最も重要視され,如何なる教育機関においても必ずこれに十分な時間を費やし,大きな努力を払っているのは当然のことと言わざるを得ない。
 電気工学から発展した電気通信工学,電子工学などにおいても,状況は全く同様である。いやしくも電気系の工学を専門としようとする場合には,何としても第一段階として電気磁気学に精通しなければならない。
 東京電機大学は歴史の極めて古い電気に関する学校である。そこに教鞭をとる面々が挙って長年の経験を基にして作り上げたこの書は,電気を学ばんとする者にとってまず取りつかなければならない支柱になることを疑わない。
1978年2月
阪本捷房
第1章 緒言
第2章 電磁気学のためのベクトル解析
第3章 真空中の静電界
第4章 誘電体中の電界
第5章 電流
第6章 真空中の磁気現象
第7章 磁性体中の磁気現象
第8章 電磁誘導
第9章 電磁界

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