ポイント解説 粉粒体装置

ポイント解説 粉粒体装置

粉体操作を21の単位に分類し、それぞれの単位操作について、装置の種類と構造・機能ならびに装置選択の方法を具体的に説明。

著者 伊藤 光弘
ジャンル 自然科学
シリーズ ポイント解説
出版年月日 2011/06/01
ISBN 9784501627102
判型・ページ数 A5・368ページ
定価 本体3,700円+税
在庫 在庫あり

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技術者には数多くある粉体機器の構造と機能を理解し、対象とするプロセスに最適の設備を選択することが求められる。本書は、粉体操作を21の単位に分類し、それぞれの単位操作について、装置の種類と構造・機能ならびに装置選択の方法を具体的に説明すると共に、トラブルの対策方法もくわしく解説している。

 ほとんどの産業における製造工程で,原料,製品,あるいは中間製品として何らかのかたちで「粉粒体」が関わり,何らかの粉粒体プロセスが存在すると言っても過言ではない。その中にはセメント産業のように原料から製品までのすべてが粉粒体プロセスであるような場合から,電子材料のように製品の概観からは粉粒体プロセスが介在していることが想像し難い場合まである。しかし,いずれの場合であっても,粉粒体プロセスの良否が最終製品の特性や品質に大きく影響を及ぼす場合が多い。
 一方,粉粒体プロセスの設計・改善など,最適の粉粒体機器を選択して,建設あるいは運転操業に携わる若きエンジニアが遭遇する1つの大きな課題は,数多くある粉粒体機器の構造と機能を理解して,対象とするプロセスに最適の設備を選択することであろう。
 本書はこの問題に的を絞り,粉粒体操作を21の単位操作に分類するとともに,それぞれの単位操作について,装置の種類と構造・機能ならびに装置選定の方法,さらにはトラブル対策に徹底的にこだわり,若きエンジニアの入門書として,あるいは参考資料として平易な解説を試みたものである。
 さらに,読者の多くが多忙なエンジニアであることを想定して,本文は極力少なくして,図表を多用するとともに,図の詳細な説明は図の近傍に併記する方式をとった。
 実務については,具体的な設計段階ではさらに詳しく知る必要が生じることも多いと思うが,本書はその前段階で,おおくの装置構造と機能を理解して最適な設備を選択することを目的としているために,具体的な設計に入るまでのもっとも近道を与えてくれるものであると確信している。
 しかし,本書中で採用・図示した機器は一部分であり,これら以外に細部に工夫を凝らした機器など,多くのものが世に出ている。ページの制約上と著者の調査怠慢によるものでありご容赦願いたい。
 なお,本書のオリジナルは,2011年秋に刊行された月刊技術雑誌「化学装置」の別冊号であり,これが完売となった期に,全体的に加筆修正を行うとともに最新の情報を加えて,ここに新しく成書として発刊することとなった。
 今回,東京電機大学出版局から改めて発刊するにあたり,粉粒体操作のほとんどすべてに共通して問題となる「摩耗の問題」を取り上げ,第8章として追加することにいたしました。粉粒体機器の設計・選定・操業・保守の面で,その基礎事項としてご活用いただくことができれば幸甚です。
 2011年6月
 伊藤 光弘
第1章 粒子径の調整
 1-1 粉砕装置
 1-2 流体分級装置(乾式)
 1-3 流体分級装置(湿式)
 1-4 ふるい分け装置
 1-5 造粒装置
第2章 粉粒体のハンドリング
 2-1 貯槽設備
 2-2 供給装置
 2-3 輸送装置
第3章 流体系からの粉粒体分離
 3-1 集じん装置
 3-2 濾過装置
 3-3 遠心分離装置
 3-4 沈降分離装置
第4章 粉粒体の選別・分離
 4-1 浮遊選別装置
 4-2 比重選別装置
 4-3 磁気分離装置
 4-4 静電分離装置
第5章 粉粒体の乾燥
 5-1 乾燥装置
第6章 混合・混練
 6-1 混合装置
 6-2 混練装置
第7章 粉粒体の表面改質・複合化
 7-1 粒子複合化装置(乾式)
 7-2 粒子複合化装置(湿式)
第8章 粉粒体機器・装置の摩耗現象と耐摩耗材料
 8-1 摩耗のプロセス
 8-2 摩耗におよぼす各種因子
 8-3 耐摩耗材料とその選定の考え方
 8-4 むすび

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