間メディア社会における〈世論〉と〈選挙〉

日米政権交代に見るメディア・ポリティクス

間メディア社会における〈世論〉と〈選挙〉

2008?2010年の日米における選挙を対象とし、間メディア社会における報道・世論・政治の相互作用プロセスを分析・考察

著者 遠藤 薫
ジャンル 全て
社会科学
出版年月日 2011/05/01
ISBN 9784501626709
判型・ページ数 A5・264ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり

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「2008年アメリカ大統領選挙」や「2009年日本衆議院選挙」、「2010年日本参議院選挙」、「2010年アメリカ中間選挙」を対象として、間メディア社会における報道・世論・政治の相互作用プロセスを分析・考察する。メディア・ポリティクスとは、新たなメディアの登場による<コミュニケーション>構造の変化を、政治に利用しようとすること。テレビや新聞はもちろんのこと、Youtubeなど動画共有サイトによる政治活動の可能性やインターネットを介した選挙キャンペーンなどについて記載。
序章 政権の間メディア・ポリティクス
1.はじめに
2.間メディア社会と政治とジャーナリズム
3.本書の構成

第1章 アメリカのメディア・ポリティクス──映像メディアと大統領選2000?2008
1.アメリカにおけるメディアと政治
2.アメリカのインターネット・ポリティクス,2000?2004
3.2008年大統領予備選と映像コミュニケーション
4.おわりに──ネットと世界と民主主義

第2章 日本のメディア・ポリティクス──小泉政権から麻生政権まで
1.日本におけるメディアと政治──これまでの流れ
2.小泉以後のメディア政治
3.秋葉原と政権
4.秋葉原演説と劇場政治
5.おわりに

第3章 2009年政権交代と間メディア社会──新聞・テレビ・ネットは選挙をどう論じたか
1.はじめに──2009年総選挙の背景と間メディア分析
2.「政権選択」/「政権交代」というフレーミング──新聞・テレビ・ネットはどう報じたか
3.2009年総選挙におけるテレビ報道の概観
4.2009年総選挙と新聞報道の概観
5.ソーシャルメディアとしてのインターネット──間メディア社会に向かって
6.2009年総選挙におけるインターネット上の選挙関連サイト
7.おわりに──ネット・テレビ・新聞の間メディア性分析

第4章 2010年参議院選挙と間メディア社会──政権交代のその後とソーシャルメディア
1.参議院選挙を終えて
2.2010年参議院選挙における投票行動
3.人びとはどのメディアから情報を得たか
4.ソーシャルメディアを介した政治活動──間メディア社会の選挙
5.海外の動向
6.公職選挙法という壁

第5章 オバマ政権とソーシャルメディア──ネットルーツは統合の運動か,分裂の運動か
1.はじめに──オバマ・ポリティクス
2.大統領就任後のオバマ・コミュニケーション
3.共和党の反撃とオバマの停滞
4.ティーパーティとコーヒーパーティ──ネットルーツの多様性
5.ネガティブ・キャンペーン問題
6.おわりに──ポピュリズムの振動

第6章 インターネットを介した政治活動の自由と倫理──選挙キャンペーン・小口献金・公職選挙法
1.ネットと公職選挙法
2.公職選挙法とインターネットに関するこれまでの経緯
3.2009年総選挙前のインターネット選挙へ向けての各党の姿勢
4.ネガティブ・キャンペーン問題
5.ネガティブ・キャンペーンに対する有権者の反応
6.アメリカにおけるネガティブ・キャンペーン
7.日本の人びとは公職選挙法をどう考えているか
8.小口献金について
9.選挙における広報活動
10.今後のゆくえ

終章 間メディア社会のジャーナリズムをもとめて
1.はじめに
2.メディアの現状──希少性という〈価値〉の喪失
3.マスメディアの公共性
4.マスメディア産業の経営悪化
5.旧来ジャーナリズムと新興ジャーナリズム
6.変わる政治発信──ジャーナリズムの中抜き
7.間メディア社会のジャーナリズム──ミクロのジャーナリズム,マクロのジャーナリズム,ミクロ?マクロのジャーナリズム


参考文献
あとがき
索引

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