ニューパラダイムテキストブック 構造力学Ⅰ

ニューパラダイムテキストブック 構造力学Ⅰ
著者 岡田 清 監修
福本 唀士 編著
ジャンル その他
出版年月日 2008/04/01
ISBN 9784501622909
判型・ページ数 A5・246ページ
定価 本体2,900円+税
在庫 在庫あり

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 土木工学(Civil Engineering)はすべての工学の源泉であり,人間社会と自然環境との接点に関し,最先端の学識・技術を駆使して社会基盤施設を計画,調査,設計,建設,維持管理し,人類の福祉と環境の増進に寄与することを目的とするものである。
 具体的にはわれわれの生活や国の発展を支えている鉄道,港湾,河川改修,海岸保全,ダム,道路,橋梁,トンネルなどの広範な社会基盤施設や,上水,下水,住宅開発など種々な都市基盤施設などの多くの構造物は土木の関与により建設,管理されている。
 このように,土木工学は単に建設技術に留まらず,国土計画,国土管理のほぼ全般を網羅しているといえよう。
 大学や高専の土木教育のカリキュラムでは,各分野に共通な土木工学の基礎科目の習得は将来の専門分野の如何にかかわらず,必須のものである。このため専門課程の当初において重点的に配当,教授されている。その後に前述のそれぞれの専門分野に関する講義をうけ,また応用能力の育成のため演習,実習を履修する。
 このようにして初めて従来の工学的力学系を核とし,社会システム系を新しい構成柱とする21世紀の土木技術を修得した者となりうるのである。
 最近の土木工学の飛躍的拡充と発展にともない教育現場においてもこれに呼応した的確な対応,特に基礎理論を十分に理解した上で,応用能力をもった技術者の育成が切望されている。
 本シリーズでは上記のような認識のもとに,第1期計画として土木工学の基礎科目として地盤力学,水工学,構造力学,コンクリート工学,測量学をとりあげ,基本的かつ常識的事項の修得に主眼を置き,演習書の体裁をとり,演習課題をあげ,その解説記述を通じ学習者の興味,探求心,自身を会得してもらうよう企画した。
 このため各専門分野ですぐれた行政を挙げられ,かつ永年の教育経験を有していられる先生方にお願いし,それぞれのテーマごとに編著者となっていただいた。かくして平易な記述の中に新しいパラダイムをもつ教科書となるよう意図したものであり,これらが学習者諸君のこの上もない学習上の伴侶となりうることを心から願うものである。
 1999年3月
 京都大学名誉教授
 工博 岡田 清

 本書の初版は(株)山海堂から刊行された。以来,幸いにも多くの読者から愛用されてきたが,このたび東京電機大学出版局から新たに刊行されることとなった。本書が今後とも読者の役に立つことを切に願っている。
 2008年3月
 ニューパラダイムテキストブック編集委員会
第1章 構造力学と構造設計
 1-1 構造力学とは
 1-2 構造物を設計するとはどういうことか
 第1章のまとめ
第2章 構造物の種類,作用する荷重・外力
 2-1 構造力学を使って設計する構造物の種類
 2-2 荷重
 2-3 各種荷重の設計値
 2-4 構造
 第2章のまとめ
第3章 構造物と使用材料
 3-1 コンクリート構造
 3-2 鋼構造
 3-3 複合構造
 第3章のまとめ
第4章 力のつり合い
 4-1 力と運動
 4-2 フックの法則
 4-3 モーメント
 4-4 力の合成と分解
 4-5 力のつり合い
 第4章のまとめ
第5章 構造物の単純化と部材の内力
 5-1 はりと骨組構造物
 5-2 はりの支点反力
 5-3 はりの曲げ
 5-4 曲げモーメントとせん断力
 5-5 曲げモーメント図,せん断力図
 5-6 曲げモーメント,せん断力,荷重の関係
 5-7 部材に生じる内力の符号
 第5章のまとめ
第6章 静定トラス
 6-1 静定トラス
 6-2 トラス内部の名称
 6-3 トラスの用途と種類
 6-4 トラスの安定と静定
 6-5 静定トラスの解法
 第6章のまとめ
第7章 静定ばり
 7-1 静定ばり
 7-2 曲げモーメント図,せん断力図
 7-3 曲げモーメント,せん断力,荷重の関係
 7-4 間接荷重をうけるはり
 第7章のまとめ
第8章 応力とひずみ
 8-1 応力度
 8-2 ひずみ度
 8-3 材料の応力?ひずみ関係
 8-4 ポアソン比
 8-5 ヤング係数
 8-6 弾性・塑性と材料の降伏
 8-7 主応力とモールの応力円
 第8章のまとめ
第9章 はりの曲げ応力・せん断応力
 9-1 中立軸
 9-2 断面積のモーメント
 9-3 断面一次モーメント,断面二次モーメントの性質
 9-4 図心と重心
 9-5 はりの曲げ応力
 9-6 はりのせん断応力
 第9章のまとめ
第10章 はりのたわみ
 10-1 はりのたわみ
 10-2 たわみの微分方程式
 10-3 共役ばり
 第10章のまとめ
第11章 移動荷重と影響線
 11-1 単一荷重の影響線
 11-2 間接荷重の影響線
 11-3 連行荷重
 11-4 ゲルバーばりや静定ばりの影響
 第11章のまとめ
参考文献
巻末資料:主な構造部材断面形状の性質
索 引

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