父マルコーニ

父マルコーニ
著者 デーニャ・マルコーニ・パレーシェ
御舩 佳子
ジャンル その他
出版年月日 2007/01/01
ISBN 9784501621902
判型・ページ数 4-6・354ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり

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娘から見た父マルコーニの知られざる姿

 原著第二版に寄せて
 1981年9月8日、オタワにある駐カナダ・イタリア大使官邸で、イタリア上院議長アミントーレ・ファンファーニ閣下主宰による会合が行われました。そして、この会合で、グリエルモ・マルコーニによる世界最初の大西洋横断無線通信(1901年12月?翌年12月、イギリス?カナダ間)の80周年記念行事を開催することが決まりました。この決定の実施に当っては、カナダ通信大臣フランシス・フォックス閣下の存在は欠かせないものでした。
 さらに、この行事運営のため、カナダ上院議員ピエトロ・リッズート氏を長とする「マルコーニ記念祝典委員会」を立ち上げました。行事の一環として、私の著作の第二版刊行への支援があり、これによって、私は初版原稿のテキストに修正と、いくつかの加筆をほどこす機会を得ました。
 折しも、新しいコミュニケーションの時代に突入した今日、父の無線通信分野での数々の発見が高い評価を得て、人々、特に若者たちはそのルーツ、道筋に関心をもっています。その格好の時期に第二版出版の運びとなりました。
 すでに達成され、評価を得た成功を認めることは難しいことではありません。しかし、そこに至るまでの闘い、幻滅、勇気、決断力、そして人生をかけた仕事への創造的ひらめきといったその過程こそ、注目に値するでしょう。
 これから先も未来にわたり、マルコーニは、人類を新たな時代?人々にとって空間や時間はもはや障害ではない時代?に導いた先駆者として記憶されることでしょう。
 父マルコーニは、自身の発明の人間的な側面に深い関心を寄せていました。それが人々の生活の孤立感をなくし、危険を減らし、人々が互いに近い存在として一体感をもつことができると信じていたからです。
 <マルコーニ・インターナショナル・フェローシップ財団>が、父の遺志を後世にも生かす場として、国際的にも評価されるようになりました。その裏には、設立者である私の妹ジョイアの多大な貢献もありました。このフェローシップによって、毎年、科学者が一人選ばれ、賞が与えられています。選考基準は「マルコーニの発明を人々の生活条件向上のために有効利用したかどうか」です。

 最後に、第二版出版にあたってご協力くださったBalmuir Book Publisherの編集者アレックス・イングリス氏、およびデイヴィッド・マクニール氏にお礼申し上げます。また、特に本プロジェクトの実現に多大なご援助をいただいた、カナダ郵便会社取締役会議長ルネ・J・マーティン判事と駐カナダ・イタリア大使館フランチェスコ・パオロ・フルチ閣下のお二人に深く感謝いたします。この方々の熱意なしには、本書『父マルコーニ』(第二版)は日の目を見なかったでしょう。改訂によって、より充実したこの第二版が、分野を問わず、人々の理想と達成の一助となることを願っています。
 デーニャ・パレーシェ・マルコーニ
第1章 誕生
第2章 グリッフォーネの館
第3章 情熱と成功
第4章 イギリスへ渡る
第5章 ロンドン
第6章 のびて行く通信距離
第7章 凱旋
第8章 海での試み
第9章 ドーヴァー海峡
第10章 ニューヨーク・ニューヨーク
第11章 コンウォール
第12章 次なる目標
第13章 賞賛と嫉妬
第14章 試行錯誤
第15章 海軍の協力
第16章 大西洋を超える無線通信
第17章 困難な商業化
第18章 求愛
第19章 最初の結婚
第20章 辛苦のとき
第21章 ノーベル賞
第22章 タイタニック号の悲劇
第23章 中傷と疲労
第24章 戦乱
第25章 冷めた夫婦愛
第26章 エレットラ号
第27章 船上の科学者
第28章 新たな恋
第29章 離婚
第30章 病気と焦燥
第31章 マイクロ波
第32章 病状の悪化
第33章 最後の日々
エピローグ 二分間の沈黙

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