工科系数学セミナー 常微分方程式

工科系数学セミナー 常微分方程式
著者 鶴見 和之
稲垣 嘉男
大矢 正義
佐藤 穂
濃野 聖晴
堀口 博
五島 奉文
中島 幸喜
ジャンル 全て
自然科学
出版年月日 2000/03/01
ISBN 9784501617806
判型・ページ数 A5・184ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり

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微積分学や線形代数学を学んだ学生のための常微分方程式のテキスト。1階微分方程式の求積法による解法,1階微分方程式に帰着できる2階微分方程式の解法,高階微分方程式の解法,求める関数が2個以上の連立方程式の解法,ラプラス変換による微分方程式の解法,力学・電気回路への応用等を解説。問題を多数掲載し,計算により内容理解が深まるよう配慮。

 微分方程式は微積分学と共に発生し,以来長い歴史があり,多くの研究がなされ,その応用も多方面にわたっている。現在,数学を必要とする分野では,多くの場合,その現象は微分方程式によって表され,それを解くことによって解明される。したがって,微分方程式はどの分野を専攻するにしても必要な知識であり,そのテクニックを身につけておくことは大切なことである。
 本書は微積分学および線形代数学を学んだ学生諸君のための「常微分方程式」の教科書として書いたものである。微分方程式には「常微分方程式」と「偏微分方程式」とがあるが,本書では偏微分方程式は取り扱わないので,特にことわらない限り「微分方程式」とは「常微分方程式」を意味するものとする。
 本書は7つの章から成り,第1章は微分方程式の導入部である。第2章は1階微分方程式の求積法による解法を与える。第3章は1階微分方程式に帰着できる 2階微分方程式の解法であるが,この方法は2階以上の微分方程式にも適用できるものである。第4章は高階微分方程式の解法で,種々の興味ある解法があり,読者自身も種々の解法を工夫できるところである。本書で最も重点を置いた章でもある。第5章は求める関数が2個以上である連立微分方程式の解法である。第 6章はラプラス変換による微分方程式の解法であるが,ラプラス変換そのものも数学上重要なものである。第7章は微分方程式の力学・電気回路への応用である。微分方程式は物理学,工学ばかりでなく経済学等へも応用されるが,ページ数の関係で,本章では応用例のほんの一端を示したものである。各節には多数の問題を配列してあるが,これらの問題を解くことによって,計算方法を習得することができると共にその内容もよく理解できるものと信ずる。
 本書の執筆にあたり,岡本美雪さんには原稿を注意深く読み,多くの助言をいただきました。ここに記して深く感謝の意を表します。
 2000年2月

著者一同


◆正誤表◆


正誤表〔第1版6~7刷〕のダウンロード
第1章 微分方程式
第2章 1階微分方程式
第3章 特殊な形の2階微分方程式
第4章 線形微分方程式
第5章 連立微分方程式
第6章 ラプラス変換
第7章 応用問題

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