Javaで学ぶデータ構造とアルゴリズム

Javaで学ぶデータ構造とアルゴリズム

データ構造とアルゴリズムの解説書。汎用的なデータ構造とアルゴリズムに関してプログラム例を使って解説している。

著者 杉山行浩
ジャンル 情報・コンピュータ
出版年月日 2012/05/01
ISBN 9784501550301
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

優れたプログラムを書くには、プログラム言語の習得と並んで、様々なデータ構造とアルゴリズムの中から最適なものを選択する能力が必要となる。本書はデータ構造とアルゴリズムの解説書である。
汎用的なデータ構造とアルゴリズムに関してプログラム例を使って解説しているので、実際にプログラミングを行いながら理解を深めることができる。

 問題解決のためにプログラムを作成しようとするとき,解くべき問題をどのような形式で表現し,それをどのような手順で処理していくかを検討する必要がある。それは,問題のもつ本質的な性質を理解することから始まり,抽象的に表現された問題をプログラム言語で記述できるところまで段階的に詳細化を図っていく作業である。その際に要求されるのは,プログラム言語の知識だけではなく,プログラムの重要な構成要素であるデータ構造とアルゴリズムの知識である。すぐれたプログラムを作成するためには,問題の本質を見抜く洞察力を養うのはもちろんのこと,さまざまなデータ構造とアルゴリズムの中から最も適切なものを選択し,組み合わせる能力が必要になる。
 本書は前著『Cで学ぶデータ構造とアルゴリズム』の内容をもとに,今日の代表的なオブジェクト指向言語であるJavaを用いてプログラム例を記述した,データ構造とアルゴリズムの解説書である。しかし,これらをプログラム言語を用いて適切な方法で形而下に固定し,プログラムコードとして動作させなければ,データ処理においてその価値を活用することはできない。そのため本書では,将来読者が実用的なプログラムを作成するうえで基礎的な知識となるであろう汎用的なデータ構造とアルゴリズムについて,プログラム例を使った解説を試みた。
 想定するおもな読者は,大学や情報系の専門学校などでアルゴリズムの概念やプログラミングの基礎を学習した方である。また,Javaの基本文法はおおかた理解できていることを想定し,文法事項の細かなことはほとんど説明していないので,必要な場合は文法書を参照して読み進めていただきたい。掲載されているプログラムはぜひ,ご自分の環境にて動作させてみることをお勧めする。実際に手を動かして学習することにより,より深い理解が得られるものである。また演習問題を多く用意したので,自力で取り組んでほしい。その過程でさまざまなバグに遭遇し,想定外の動作に戸惑うこともあるかと思う。そのような局面を一つ一つ苦労して解決してこそ,真の実力は涵養されるといえる。読者の皆さんが,本書を通じてデータ構造とアルゴリズムの多様性や奥深さを理解し,さらにプログラミングに際して本書で示した概念を活用できる能力を身につけられることを願う。
 最後に,遅れがちな原稿を根気よく待ってくださった東京電機大学出版局の浦山毅氏に感謝の意を表したい。

 2012年3月
第1章 データ構造とアルゴリズムの基本概念
 1.1 データ構造と抽象データ型
 1.2 データ構造とアルゴリズムの関係
 1.3 アルゴリズムの効率と計算量
第2章 データ構造
 2.1 Javaの文法に関する留意点
 2.2 リスト構造
 2.3 木構造
 2.4 表構造
第3章 整列アルゴリズム
 3.1 整列アルゴリズムの属性と種類
 3.2 選択によるソート
 3.3 交換によるソート
 3.4 挿入によるソート
 3.5 併合によるソート
 3.6 内部ソートの性能
 3.7 外部ソート
第4章 探索アルゴリズム
 4.1 リスト構造での探索
 4.2 木構造での探索
 4.3 表構造での探索
 4.4 文字列の探索
参考文献
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