高校生のためのC
Quick Cを取り上げ,限られた時間の中で学べるように項目を精選し,教科書として使い易く編集。
<まえがき>
最近,高性能のパソコンが安価で大量に供給されるようになり,社会のあらゆる分野でパソコンが利用されるようになってきました.一方,従来コンピュータ利用の主流を占めていた大型コンピュータに代わって,パソコンなどの超小型のコンピュータをネットワーク化して業務処理を行うダウンサイジングも進行しています.コンピュータは,一部の専門家だけが使うものではなく,誰もが使うものになりました.
このような社会背景から,ほとんど高等学校にパソコンが導入され,高校生の諸君もパソコンを使う機会が多くなっていることと思います.本書は,高校生諸君が学校において,C言語によるプログラミングについて学習するときのテキストとして執筆したものですが,Cプログラミングの独習書としても利用できるように配慮してあります. 今は,各種のアプリケーションソフトの普及により,自分でプログラムを作らなくてもほとんどの業務処理ができるようになっています.しかし,計算処理をしながら図形を描くなどアプリケーションソフトではできない分野もあります.なによりも,パソコンを動作させるものがプログラムである以上,パソコンをより一層使いこなすために,プログラミングの知識は必要不可欠です.
本書でとりあげたC言語には,
①構造化プログラミングの手法が取り入れられている.
②パソコンでも容易に処理できる.
③パソコンの機種間の互換性もよく,JIS規格もできた.
④情報処理技術者試験のプログラミング言語に採用された. などの特徴があり,C言語によるプログラミング学習が広く行われるようになってきました.
本書では,C言語の各種のコンパイラのうち「Quick C」を採用しています.グラフィック関数などの一部を除いて,「Turbo C」「MS C」など他のコンパイラと共通です.なお,Turbo C++での動作確認もしてあります.
C言語には、非常に多くの命令や関数が用意されており,限られた授業時間の中で,これらすべてを学習するのは困難です.またその必要もないため,本書では,項目を精選してあります.これだけ学習しておけば,日常のプログラム作成に困ることはほとんどないと思います.
また,簡単なプログラムから複雑なプログラムへと順に学習できるように配列したので,学習した範囲内でそれなりのプログラムが作成できることと思います.
本書によりC言語をマスターし,実用的なプログラムの作成や情報処理技術者試験に挑戦されることを期待しています.
平成7年10月
著者記す
<まえがき>
最近,高性能のパソコンが安価で大量に供給されるようになり,社会のあらゆる分野でパソコンが利用されるようになってきました.一方,従来コンピュータ利用の主流を占めていた大型コンピュータに代わって,パソコンなどの超小型のコンピュータをネットワーク化して業務処理を行うダウンサイジングも進行しています.コンピュータは,一部の専門家だけが使うものではなく,誰もが使うものになりました.
このような社会背景から,ほとんど高等学校にパソコンが導入され,高校生の諸君もパソコンを使う機会が多くなっていることと思います.本書は,高校生諸君が学校において,C言語によるプログラミングについて学習するときのテキストとして執筆したものですが,Cプログラミングの独習書としても利用できるように配慮してあります. 今は,各種のアプリケーションソフトの普及により,自分でプログラムを作らなくてもほとんどの業務処理ができるようになっています.しかし,計算処理をしながら図形を描くなどアプリケーションソフトではできない分野もあります.なによりも,パソコンを動作させるものがプログラムである以上,パソコンをより一層使いこなすために,プログラミングの知識は必要不可欠です.
本書でとりあげたC言語には,
①構造化プログラミングの手法が取り入れられている.
②パソコンでも容易に処理できる.
③パソコンの機種間の互換性もよく,JIS規格もできた.
④情報処理技術者試験のプログラミング言語に採用された. などの特徴があり,C言語によるプログラミング学習が広く行われるようになってきました.
本書では,C言語の各種のコンパイラのうち「Quick C」を採用しています.グラフィック関数などの一部を除いて,「Turbo C」「MS C」など他のコンパイラと共通です.なお,Turbo C++での動作確認もしてあります.
C言語には、非常に多くの命令や関数が用意されており,限られた授業時間の中で,これらすべてを学習するのは困難です.またその必要もないため,本書では,項目を精選してあります.これだけ学習しておけば,日常のプログラム作成に困ることはほとんどないと思います.
また,簡単なプログラムから複雑なプログラムへと順に学習できるように配列したので,学習した範囲内でそれなりのプログラムが作成できることと思います.
本書によりC言語をマスターし,実用的なプログラムの作成や情報処理技術者試験に挑戦されることを期待しています.
平成7年10月
著者記す
第1章 プログラミングの基礎
第2章 簡単なプログラムの作成と実行
第3章 数値データと文字データの処理
第4章 制御構造
第5章 関数の使い方
第6章 配列の利用
第7章 ポインタ
第8章 応用プログラム
第2章 簡単なプログラムの作成と実行
第3章 数値データと文字データの処理
第4章 制御構造
第5章 関数の使い方
第6章 配列の利用
第7章 ポインタ
第8章 応用プログラム