自動車工学

自動車工学
著者 樋口 健治 監修
自動車工学編集委員会 編著
ジャンル 機械
出版年月日 2008/03/01
ISBN 9784501416508
判型・ページ数 A5・196ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 品切れ・重版未定

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 いまやわが国の自動車保有台数は5000万台を超え,オートバイを加えれば7000万台に近く,アメリカに次ぐ世界第2位の自動車国となっている.
 特に生産台数の躍進は著しく,1980年に1000万台を超えてからは,アメリカの低調もあり,絶えず第1位を争うシーソーゲームをくり返している.
 また,各国の輸入規制に対応して,欧米各国への工場進出も積極的に進められ,いまではアメリカやイギリスを始め,カナダやオーストラリアなどで日本車の現地生産が行なわれている.
 したがって,国内産業における自動車工業の占める地位も全製造業の生産額の10%以上を占め,電気機器とともに第1位を続けているし,輸出額については,つねにトップの座を保っている.
 もちろんこれからの盛況を支える自動車技術の水準は,当初は欧米からの導入に頼っていたが,1970年代の安全性向上と,1975年ごろの公害軽減,1980年代の省資源と省エネルギの社会的要請などにこたえ,今日では世界のトップレベルにあるといえる.
 ところが,自動車関係の書籍については,免許人口の急増とともに初心者向けの解説書や,自動車愛好者のためのハウツウ物と,マニア向けのものは街にあふれているが,自動車技術そのものの専門書は極めて少なく,特に中堅技術者を対象としたものは皆無に等しいといわれている.
 ところが,自動車技術は各種基礎工学の集大成ともいえるので,いわゆる熱流体あるいは材料力学や機械力学の応用例として,これに勝るものはないともいえ,工学系の大学や専門学校において自動車工学の講義が行なわれていない例はないのがこれを裏付けている.
 このときにあたり,大学や専門学校において自動車の研究に携わり,かつ教育の第一線で活躍中の有志が集まり,自動車そのものの教科書とするのはもちろん,機械系諸学科の副読本としても利用できるように配慮して編集され生まれたものが本書である.
 したがって最新の自動車工学,特に,エンジン性能や走行性能などの理論に始まり,振動や乗心地から操縦性と安全性までを網羅し,マンマシンシステムとしての人間工学的な研究成果も取り入れ,特にその頂点としてのオートバイ技術の最新情報を加えたことが本書の最大の特色といえる.
 1987年12月

追記
 本書の初版は(株)山海堂から1988年1月に刊行された.以来,長きにわたり幸いにも多くの読者から愛用されてきたが,このたび東京電機大学出版局から新たに刊行されることとなった.
 本書が今後とも読者の役に立つことを切に願っている.
 2008年3月
編集・執筆代表 横森 求
1.自動車一般
 1.1 自動車とはなにか
 1.2 自動車のスタイルと基本構造
2.エンジンの性能
 2.1 ピストンエンジンの基本性能
 2.2 自動車用としての要求性能
 2.3 エンジンのパワーアップ
 2.4 エンジン付属品
 2.5 オートバイ用エンジン
 2.6 特殊エンジン
3.トランスミッションの性能と特性
 3.1 クラッチ
 3.2 トランスミッション
 3.3 運転操作の簡略化
 3.4 変速比の決定
4.車体およびタイヤの力学
 4.1 空気力学
 4.2 車両重量と寸法
 4.3 車体の安全構造
 4.4 タイヤの力学
5.サスペンションとステアリング
 5.1 サスペンション
 5.2 ステアリングシステム
6.運動性能
 6.1 動力性能
 6.2 ブレーキ性能
7.操縦性と安定性
 7.1 運動性能
 7.2 タイヤの特性
 7.3 定常円旋回運動
 7.4 過渡運動
 7.5 限界性能
 7.6 駆動方式別の旋回性能特性
 7.7 4輪駆動車(4WD)の旋回特性
 7.8 4輪操舵車(4WS)
8.自動車の人間工学
 8.1 人間?自動車?環境系
 8.2 運転性能と操縦性,安定性のフィーリング
 8.3 快適性
9.オートバイ
 9.1 オートバイ
 9.2 走行安定性
 9.3 タイヤの構造と特性
 9.4 オートバイの動力性能
 9.5 操縦性と安定性
 9.6 オートバイの振動と乗心地
 9.7 走行性能のフィーリング評価
 9.8 構造
 9.9 安全性と事故防止
付録
索引

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