カラー画像処理とデバイス

ディジタル・データ循環の実現

カラー画像処理とデバイス
著者 画像電子学会
河村 尚登 監修
小松 尚久 監修
ジャンル 電子・通信
出版年月日 2004/12/01
ISBN 9784501324407
判型・ページ数 A5・354ページ
定価 本体4,100円+税
在庫 在庫あり

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最新の画像関連デバイスについて解説する

 半導体技術や通信技術,高密度実装化技術等の進展により,画像関連デバイスの進化は近年目覚しいものがあります。特にディジタル化の波は,機器の小型化や高機能化を容易にすると同時に,画像データの機器間での共有を可能としたため,これら画像関連デバイスは従来の単機能スタンドアローン型から複合的ネットワーク型システムへと変貌を遂げようとしています。
 ディジタル画像データを,その利用面からの流れとして見ますと,撮る・入力する→見る→編集・加工する→記録・出力する→送る→保存・蓄積するという一連のプロセスが,オフィスや家庭においても日常的,一般的に見られるようになってきています。また最近は,一旦紙に記録されたものを再びスキャナーで入力し,OCRやアウトライン化で編集可能なように電子データ化して再利用する技術も確立されてきました。したがって,上記プロセスがループ化され,画像データをリサイクル可能なディジタルデータとして取り扱い,一連のプロセス(ドキュメントサイクル)の中で活用できるようになってきています。
 このプロセスを効率的,高精度に実現するには,機器間の単なるコネクティビティーのみでは十分ではありません。例えば高画質カラー画像では,機器間の解像度,階調特性,色再現域および歪み特性等の違いが,色や階調再現およびS/N等に大きな影響を与え,画質劣化の要因となります。したがって,異機種間で常に高画質でかつ画質の一貫性(Consistency)を保持するためには,各種カラー画像デバイスや機器の特性,機能等を十分把握した上で取り扱い,その上で画像・信号処理技術を開発していく必要があります。
 本書は,この様な画像データの一連のプロセスに沿って,すでに市場に出回っているもの,将来が期待されているが未だ開発段階のもの等を含め,様々なタイプの画像デバイスを網羅して最新のハードウェアの状況とその画像・信号処理技術を解説します。
 第1?3章では入力系デバイスについて,第4?10章で表示系デバイスについて,第11?15章で記録・出力系デバイスについて,第16?19章で通信系デバイスについて,第20章では蓄積系デバイスについて解説します。さらに第21?23章でこれらのデバイス間での画像データ交換で問題となる色空間やカラーマネージメント,画像フォーマットについて解説します。
 本書は,それぞれの章をそれぞれの分野で活躍されている第一人者の方々に執筆して頂きました。本書が読者の皆様方に末永くお役に立つことを祈念いたします。

2004年11月
東京工芸大学工学部 小野文孝
キャノン株式会社    河村尚登
第Ⅰ部 入力系デバイスと画像・信号処理
 第1章 画像入力センサー次世代イメージセンシング
 第2章 ディジタルカメラ
 第3章 スキャナー
第Ⅱ部 表示デバイスと画像・信号処理
 第4章 液晶ディスプレイ
 第5章 プラズマディスプレイ
 第6章 FED(Field Emission Display)
 第7章 有機ELディスプレイ技術
 第8章 液晶プロジェクタ
 第9章 広色再現域カラーディスプレイ
 第10章 立体ディスプレイ
第Ⅲ部 出力系デバイスと画像・信号処理
 第11章 ディジタルカラー複写機
 第12章 カラーレーザプリンタ
 第13章 バブルジェット型カラーインクジェットプリンタ
 第14章 ピエゾ型インクジェットプリンタ
 第15章 サーマルプリンタ
第Ⅳ部 通信系デバイスおよび蓄積系デバイスと画像・信号処理
 第16章 カラーファックス
 第17章 マルチファンクション・プリンタ(MFP)
 第18章 携帯電話用カメラモジュールの技術動向
 第19章 ネットワークカメラ
 第20章 光ディスク
第Ⅴ部 デバイス間をつなぐ画像・信号処理
 第21章 異機種間でのカラーマネージメント
 第22章 sRGBおよび拡張色空間の標準化
 第23章 画像交換としての画像ファイルフォーマット
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