MATLABによる 制御系設計

MATLABによる 制御系設計
著者 野波 健蔵 編著
西村 秀和
平田 光男
ジャンル 全て
電子・通信
出版年月日 1998/05/01
ISBN 9784501319403
判型・ページ数 A5・330ページ
定価 4,400円(本体4,000円+税)
在庫 品切れ・重版未定

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本書は,基礎編の「MATLABによる制御理論の基礎」の「まえがき」でも述べたように,制御系設計ソフトウエアとして世界的に普及しているMATLABの日本における販売権を有するサイバネットシステム(株)社からの依頼で執筆したものである.「MATLABによる制御理論の基礎」と本書の「MATLABによる制御系設計」は本来は1冊のものとして書かれたものであるが,便宜上,分離したことをお断りしておく.したがって,2冊ではじめて著者の意図が伝わるような内容になっており,はじめて制御を学ぶ学生の人から企業・研究所で設計開発に従事する技術者・研究者の方まで使えるような内容であり,かつ,最近の制御系設計法であるロバスト制御の設計法に関して設計の立場からその手順を平易に記述している.
 本書をまとめるにあたっての基本姿勢は,周知のように制御理論と制御系設計法は内容においてきわめて深遠,かつ,多岐に渡っており浅学の著者らで全体をカバーすることは到底無理であるため,著者らが日頃,制御系設計法として馴染んでいる内容に限定して記述したことである.そして,本書の特徴は(1)制御理論の基礎を学んでいることを前提に,主要な制御系設計法の特徴と手順を解説し,とくに実用的な視点からまとめていること,(2)各章にMATLABのサンプルプログラムを掲載して,制御理論と設計法をMATLABのプログラムを実行しながら理解できるように努めたこと,(3)振動制御と位置決めサーボ系のベンチマーク問題についてページを割いて詳述していること,(4)ベンチマーク問題も含めて,すべてのプログラムをCD-ROMにまとめ添付していることなどで,とにかく新しい視点と新しいタイプの大学院レベルの教科書とすべく努力したつもりである.結果がそうであるかどうかはご批判を仰ぎたい.なお,掲載プログラムについては十分推敲されていない部分もあることをお断りしておく.
 執筆分担は以下のようである.
 野波:1章,2章,7章,8.1節-8.2節,9.4-9.5節,10.2節,10.4-10.5節
 西村:3章,4.1-4.3節
 平田:4.4節,5章,6章,8.3節,9.1-9.3節,10.1-10.2節
 最後に,このような機会を与えて頂き,計画から3年近い間,ひたすら忍耐と寛容で出版をお待ち頂いたサイバネットシステム(株)の鹿倉 潔氏および東京電機大学出版局編集課の植村八潮氏に慎んでお礼とお詫びと申し上げます.
  1998年6月

著者代表  野波健蔵
第1章 はじめに
第2章 安定化を目指す制御系設計
第3章 評価関数の最適化を目指す制御系設計
第4章 外乱抑制を目指す制御系設計
第5章 H∞制御によるロバスト制御系設計
第6章 μ設計法によるロバスト制御系設計
第7章 スライディングモード制御によるロバスト制御系設計
第8章 離散時間制御系の設計とDSPへの実装
第9章 振動制御問題に関するベンチマークテスト
第10章 3慣性位置決め制御問題に関するベンチマークテスト
付録

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