電気計算法シリーズ 電気のための基礎数学

電気計算法シリーズ 電気のための基礎数学
著者 浅川 毅 監修
熊谷 文宏
ジャンル 全て
電気
出版年月日 2003/11/01
ISBN 9784501111304
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり

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電気の学習に欠かせない計算力の養成に最適

■ 序文
 電気・電子の学習を進める上で,計算力の養成は必要不可欠なものである.多くの例題や問題を解くことにより,計算力を上げることが電気・電子に関する知識習得の早道であると考える.
 本電気計算法シリーズは,初めて電気系科目を学ぶ読者を対象とし,特別な知識がなくとも読み進められるように,平易かつていねいな解説に努め,企画・編集したものである.「電気理論」,「電気回路」,「ディジタル回路」の各分野より基本重要事項を厳選し,例題・問題を解きながら理解を深められるように構成した.具体的には,各項目を4ページ単位とし,解説(1ページ),例題(2ページ),演習問題(1ページ)の構成として,各章末には理解度を確認するための章末問題を用意した.また,本シリーズのねらいより,略解は用いずに解を導く手順を明らかにする詳しい解説を全問に付したので,計算手順の理解においても役立つであろう.
 著者陣は,教育現場や企業における実践指導に尽力を注いできた実績とノウハウを有するベテラン達であり,「かゆいところに手が届く本」を目指して執筆して頂いた.電気,電子,情報系の学生のみならず,電気の入門書として,他学科の学生,電験などの資格取得を目指す方などに幅広く活用されることを待望するしだいである.
 最後に,本企画を実現するにあたり,度重なる打ち合わせと多大なるご尽力を頂いた東京電機大学出版局 植村八潮氏,石沢岳彦氏に深く感謝申し上げる.
  2003年1月
     浅川毅

■ はじめに
 電気の学習において,上達がなかなか進まないのは計算力が弱い,これが大きな理由の一つです.これを裏返して言えば,計算力があれば電気の知識向上には大いに役立つことになります.
 本書は計算力向上のために数学の基礎から学び直したい方,電気計算に自信を付けたい方,国家試験をめざしたい方たちを対象に数学の基礎から学べるように編修したものです.
 本書の構成は,「第1章 式の計算」,「第2章 方程式とグラフ」,「第3章 三角関数と正弦波交流」,「第4章 複素数と交流計算」,「第5章 微分・積分の基礎」の5つの章からなります.これらの章立てからもわかるように電気数学を学ぶ上で基本となる分野はほとんど含まれています.
 章を構成する各節は,4ページでまとめてあります.各節の初めのページで,この節で学習する内容を解説し,定理や公式の数学的意味,計算手順などを説明しました.2?3ページでは多くの例題を設けて計算の仕方を学べるようにしました.最後のページでは練習問題を設けて実力がはかれるよう配慮しました.また,各章の最後には章末問題を設けてさらに学習の習得がはかれるように配慮しました.
 本書を活用して電気数学の力が付き,電気の計算問題に自信が持てるようになることを期待します.
 終わりに,本書を出版するにあたり,多大なご尽力をいただいた監修者浅川毅氏および東京電機大学出版局植村八潮氏,石沢岳彦氏に深く感謝申し上げます.
  2003年10月
     著者しるす

◆正誤表◆


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第1章 式の計算
 1.1 公約数・公倍数の計算
 1.2 分数式の計算
 1.3 整式の四則計算
 1.4 無理数と平方根
 1.5 指数法則と電気計算
 1.6 最大・最小定理と近似式
 章末問題

第2章 方程式とグラフ
 2.1 一次方程式の解き方
 2.2 連立方程式の解き方
 2.3 行列式の計算
 2.4 二次方程式の解法
 2.5 比例と反比例
 2.6 一次関数のグラフ
 2.7 二次関数のグラフと不等式
 章末問題

第3章 三角関数と正弦波交流
 3.1 三角関数とは
 3.2 三角比の関係とベクトルの表し方
 3.3 弧度法(ラジアン)
 3.4 正弦定理・余弦定理
 3.5 加法定理
 3.6 加法定理から導かれる公式
 3.7 三角関数のグラフと角周波数
 3.8 三角関数のグラフと位相差
 3.9 正弦波交流の平均値・実効値
 3.10 逆三角関数
 章末問題

第4章 複素数と交流計算
 4.1 複素数の表し方と四則演算
 4.2 複素数の指数関数表示
 4.3 複素数のベクトル表示
 4.4 乗算・除算のベクトル表示
 4.5 インピーダンスの複素数計算
 4.6 RLC直列回路の複素数計算
 4.7 RLC並列回路の複素数計算
 4.8 交流電力の複素数表示
 4.9 対数と利得計算
 章末問題

第5章 微分・積分の基礎
 5.1 微分係数と導関数
 5.2 いろいろな関数の導関数
 5.3 三角関数・対数関数の導関数
 5.4 微分の応用
 5.5 不定積分の計算
 5.6 定積分とその応用
 章末問題

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