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先端自動車工学

工業・工学

清水康夫(著)

A5判  344頁 並製
 2,900円+税
ISBN 978-4-501-41980-6 C3053
在庫あり

奥付の初版発行年月 2016年02月
書店発売日 2016年02月19日
登録日 2015年12月22日

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解説

自動車に関わる基礎理論、エンジン、運動力学、制御方式、システム設計等について網羅。自動運転技術やハイブリッドなど、最先端技術を多く盛り込み解説。

紹介

自動車に関わる基礎理論、エンジン、運動力学、制御方式、システム設計等について網羅。自動車開発の企画から設計までが可能。

自動車に関わる基礎理論、エンジン、運動力学、制御方式、システム設計などについて網羅。自動運転技術やハイブリッドなど、最先端技術を多く盛り込み解説。自動車開発の企画から設計までができる。章末演習問題により、より実務的な知識を身に付けることができる。

目次

第1章 先端自動車概要
 1.1 自動車開発の歴史
 1.2 自動車における先端技術の役割
 演習問題
第2章 先端自動車の目指す方向
 2.1 コンソーシアムを構成する場合や自動車メーカーごとに独自に推進する場合
 2.2 政府が基準値を作成して主導する場合
 演習問題
第3章 エネルギー(省動力・高効率)技術
 3.1 自動車の動力性能
 3.2 自動車の制動性能
 3.3 走行時の仕事と制動エネルギー
 3.4 新世代高効率クリーンディーゼルエンジン
 3.5 ハイブリッド車
 3.6 電気自動車
 演習問題
第4章 車両運動制御
 4.1 基礎力学(タイヤの力学と摩擦円)
 4.2 基本的な車両運動特性;運動方程式と定常特性
 4.3 車両運動の動特性
 4.4 ステアリングによる車両運動制御
 演習問題
第5章 動力伝達装置と駆動制御
 5.1 動力伝達装置の概要
 5.2 駆動方式
 5.3 クラッチとマニュアルトランスミッション
 5.4 自動変速機
 5.5 無段変速機
 5.6 動力分配装置
 5.7 ドライブシャフト(アクスルシャフト)
 5.8 4輪駆動装置
 5.9 駆動力によるヨーイングモーメント制御
 演習問題
第6章 ブレーキ装置と応用電子制御システム
 6.1 ブレーキ装置の基本技術
 6.2 ブレーキ性能
 6.3 応用電子制御システム
 演習問題
第7章 振動・騒音と乗り心地
 7.1 自動車の振動・騒音と乗り心地に関与する振動の種類
 7.2 車体(ボディ)の振動・騒音
 7.3 車体系上と空力騒音
 7.4 動力発生源(エンジン,モータ)の振動・騒音
 7.5 タイヤの振動と騒音
 7.6 ブレーキの振動・騒音
 7.7 ステアリング系の振動・騒音現象
 7.8 サスペンションの振動・騒音
 7.9 乗り心地
 7.10 騒音・振動のアクティブ制御
 演習問題
第8章 サスペンション(基本サスペンションと制御サスペンション)
 8.1 基本サスペンション
 8.2 サスペンション設計
 8.3 制御サスペンション
 演習問題
第9章 ステアリングと人-自動車系システム設計
 9.1 ステアリングの基本構成と基本機能
 9.2 電動パワーステアリング
 9.3 人-自動車系によるステアリングシステム設計
 9.4 EPSの構成要素
 9.5 EPSの信頼性設計
 9.6 EPS応用技術
第10章 先端システム
 10.1 パーキングアシストシステム
 10.2 インテリジェント・ドライバ・サポート・システム
 演習問題
第11章 自動車システム設計
 11.1 商品設計
 11.2 製品設計
 11.3 生産設計
 11.4 販売・サービス計画
 演習問題
参考文献
索 引

前書きなど

 現代の自動車は,機械工学をベースに電気・電子・情報工学などの分野が相補的な関係で成り立っている。したがって自動車工学を学ぶためには,機械工学系の学生諸氏であっても,これらの知識を習得し,自動車をシステムとして全体を俯瞰できる能力を養う必要がある。さらにそこから独自に新しい技術を創出しようとすると,自動車開発の歴史から新技術誕生の教訓に学ぶことも重要である。
 そこで本書は,現代の自動車工学を学び,新技術創出を目指す機械工学系の学生諸氏を対象に,その基礎理論,基本機能,進歩の著しい電子制御システム,および現代のような自動車技術が誕生するまでの自動車開発の歴史などについて記述したものである。現代の自動車は,排ガス低減,燃費向上,交通事故・被害低減,および快適性・経済性を高い次元で両立させるために,エンジンまたは動力モータ,ステアリング,ブレーキなどの装置が精密に制御させる先端機械であることから,本書の題名を先端自動車工学と命名した。
 先端自動車工学の学術分野は,先に述べたように多岐に渡るが,本書の記述にあたっては,その基本的な考え方について,機械工学系の学生諸氏が十分に理解できるように努めた。また,技術分野では,自動車の基本機能や運動制御などの基本技術と,電気自動車やハイブリッド自動車,電子制御ブレーキや電動パワーステアリングなどの先端技術を扱う。数学的手法としては,初歩の微分方程式程度を用い,できるだけ平易な記述に努めたので工業高等専門学校の学生はもちろんのこと,現場の若い技術者の諸氏にも十分活用できるものと思う。本文を学んだ上で,各章末にある演習問題を考え解くことにより具体化され,実務で活用できることを期待する。
 また,読者自らが,新技術を考案するときのテーマ選定や課題解決の方向性を見出すときに参考となるように,先人が辿った自動車開発の歴史に触れ,先端技術が生まれる必然性について記述したことも本書の特徴といえよう。
 なお本書は,どの章から読んでも理解できるようにそれぞれの章が独立して構成されているので、必要に応じて読まれることを進める。
 執筆にあたっては,自動車工学に関する内外の多くの優れた書物・論文を参考にさせていただいた。これらの著書に深謝の意を表すると共に,本書の出版に際しご尽力いただいた東京電機大学出版局の石沢岳彦氏に御礼申し上げる。
平成28年1月
清水 康夫

著者プロフィール

清水康夫(シミズヤスオ)
元㈱本田技術研究所主任員。2011年「紫綬褒章」受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。

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