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図解 機械材料 第3版

打越 二彌(著)

A5判  260頁 並製
 3,000円+税
ISBN 978-4-501-41530-3 C3053
在庫あり

奥付の初版発行年月 2001年09月
書店発売日 2001年09月20日

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紹介

定評のテキストに最新分野を含め全面的に改訂

 本書は,機械材料学を初めて学ぶ,大学・高専などの学生や現場技術者のために,金属物理学,材料強度学,金属組織学などについてやさしく解説。好評の前著を利用度の少ない分野の簡略化と最新分野の採用を計り,全面的に改訂した。

目次

第 1 編 機械材料の基礎
第 1 章 機械材料の開発と発展
1・1 材料の形態
  1・2 金属材料の開発
  1・3 最近の材料開発
  1・4 明日への材料開発
第 2 章 結晶構造
 2・1 結晶の構造
  2・2 合金の結晶構造
  2・3 結晶構造の欠陥
 第 3 章 材料の機械的性質と塑性加工
  3・1 材料の機械的性質とその試験
  3・2 材料の強さ
  3・3 材料の硬さ
  3・4 材料のねばさ
  3・5 材料の疲れ
  3・6 材料の機械的性質と温度
  3・7 塑性加工と機械的性質
  3・8 金属材料の塑性変形の機構
 第 4 章 金属材料の状態の変化
  4・1 金属・合金の相変化
  4・2 合金の凝固と状態図
  4・3 合金の状態図の読み方
 第 5 章 金属材料の強化
  5・1 材料の強化と強じん化
  5・2 金属材料の強化方法
第 2 編 鉄鋼材料
 第 6 章 鉄鋼材料の状態図と組織
  6・1 鋼の分類
  6・2 純鉄(Fe)の変態
  6・3 鋼の状態図
  6・4 鋼の組織とその性質
  6・5 鋼の状態図と合金元素の影響
 第 7 章 鋼の熱処理と熱処理技術
  7・1 熱処理
  7・2 鋼の連続冷却による変態
  7・3 鋼のマルテンサイト変態
  7・4 鋼の焼入性
  7・5 マルテンサイトの焼戻し
  7・6 その他の熱処理技術
  7・7 表面硬化処理
 第 8 章 構造用鋼
  8・1 構造用鋼の概要
  8・2 非調質構造用圧延鋼材
  8・3 調質型高張力鋼
  8・4 低温用鋼
  8・5 機械構造用鋼
  8・6 超強力鋼
 第 9 章 工具鋼
  9・1 工具鋼の概要
  9・2 工具鋼の熱処理
  9・3 工具鋼に類似した鋼
 第 10 章 鉄鋼の腐食とステンレス鋼・耐熱鋼
  10・1 鉄鋼の腐食
  10・2 鉄鋼の防食法
  10・3 ステンレス鋼
  10・4 鋼の高温腐食と耐熱鋼
 第 11 章 鋳 鉄
  11・1 鋳物用材と加工用材
  11・2 鋳鉄の組織
  11・3 実用鋳鉄の諸性質
 11・4 鋳鋼
第 3 編 非鉄材料
 第 12 章 銅(Cu)とその合金
  12・1 純銅の性質
  12・2 銅の合金
 第 13 章 アルミニウム(Al)とその合金
  13・1 アルミニウム(Al)とその合金の特徴
  13・2 実用Al合金
 第 14 章 マグネシウム(Mg)とその合金
  14・1 Mgの性質
  14・2 Mg合金
  14・3 MgおよびMg合金の用途
 第 15 章 亜鉛と鉛・スズ・アンチモンなどの低融点金属
  15・1 亜鉛(Zn)とその合金
  15・2 鉛(Pb),スズ(Sn),  アンチモン(Sb)とその合金
 第 16 章 チタン(Ti)と高融点金属
  16・1 チタン(Ti)とその合金
  16・2 高融点金属
 第 17 章 粉末焼結合金
  17・1 焼結合金
  17・2 焼結機械材料
  17・3 焼結工具材料
  17・4 焼結耐熱材料
  17・5 超微粉
 第 18 章 複合材料
  18・1 複合材料
  18・2 繊維強化型複合材料
  18・3 積層強化複合材料(クラッド材)
 第 19 章 機能性材料
  19・1 金属間化合物
 19・2 超伝導材料
  19・3 水素貯蔵合金
  19・4 形状記憶合金
  19・5 超塑性合金
19・6 アモルファス金属
練習問題
練習問題の略解
索  引

前書きなど

■はじめに
 本書は,はじめて機械材料学を学ぶ,大学,高専,職業訓練校等に在学する機械工学系の学生諸君および生産現場で働く若い技術者のために,教科書・参考書として役立つようわかりやすく書いたものです。
 材料学という分野は,決して現象の羅列ではありません。材料科学的な見方で学習すれば,機械を構成している鉄も,アルミニウムも,また非金属材料であるセラミックも同じ基盤で統一されていることがわかるはずです。
 機械材料は,鉄鋼やアルミニウム等の金属材料,ゴム・プラスチック等の有機材料やファインセラミックス等の無機材料に大別されます。しかし本書では,材料工学的な考え方を深めるため,材料の各論的なことより,金属材料を中心として,金属物理的,材料強度学的,金属組織学的な視点からできるだけ平易に説明しました。
 本書の構成は,第1章から第5章までは材料学の基礎的な事項を,第6章から第14章までは鉄鋼材料とその性質を,第15章から第18章までは非鉄材料を,第19章から第22章までは最近の材料を中心に,それぞれとりあげました。いずれの章も,材料の基礎的な事項から材料の性質・用途を,初学者向きにわかりやすく述べています。
 本書が,機械材料学の入門書として少しでも学習に役立てば,筆者にとってこの上ない喜びであります。
 本書の刊行にご尽力された東京電機大学出版局に深く敬意を表します。
昭和62年8月
著者

■第3版にあたって
 本書は1987年,機械工学を初めて学ぶ学生,若い技術者諸君を対象にして刊行されてから14年,その間1996年に記述内容をSI単位系に改めた改訂版を発刊いたしました。本書が機械工学を初めて学習する方々の勉学の一助としての役割を果たせましたことは,筆者にとってこのうえない光栄であり,その責任の重さを感じております。
 このたび,東京電機大学出版局のご好意によりまして,本書の再度の改訂の機会を得させていただくことができました。これにより旧版では部分的にしか改訂し得なかったご要望の全面的な見直しと,必ずしも十分でなかった各章間の内容の一貫性と重複をさけ,利用度の少ない部分の簡略化と,最新の材料についてはできるだけ取り上げることに留意した改訂を行うことができました。
 主な改訂点は,基本的には旧版の内容を踏襲しましたが,全章を3編に分類した構成とし,理解力の向上とわかりやすさに重点をおいて記述しました。
 第1編は,機械材料の基礎で,内容は旧版と同様な構成ですが,結晶構造の章と状態図の解釈に加筆をしました。第2編は,鉄鋼材料で,鋼の組織変化と熱処理技術をまとめた章とし,また鋼の温度による影響,腐食に関する問題を実用鋼と関連させた記述にして,基本事項の重複をさける内容としました。第3編は,非鉄材料で,改訂の重点を粉末焼結合金,機能性材料においた記述内容としました。
 巻末の練習問題は基本事項の再確認のための問題に内容を一新し,多くの問題に略解と,留意内容を指示し,索引中に必要な学術用語の和英対照語を加えることにしました。
 終わりに本書の第3版にあたり,多大のご援助を賜った,東京電機大学出版局編集課長植村八潮氏および編集課石沢岳彦氏に心から謝意を表します。
平成13年8月
筆者

著者プロフィール

打越 二彌(ウチコシ ツグヤ)

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正誤表

上記内容は本書刊行時のものです。

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