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 たのしくできる

Intel Edison電子工作

工業・工学

牧野 浩二(著)

B5判  176頁 並製
 2,500円+税
ISBN 978-4-501-33220-4 C3055
在庫あり

奥付の初版発行年月 2017年07月
書店発売日 2017年07月10日
登録日 2017年05月23日

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解説

ドローンやIoTデバイスの製作において注目されるシングルボードコンピュータIntel Edison。無線LANやBluetoothといった無線通信機能を搭載。

紹介

ドローンやIoTデバイスの製作において注目される「Intel Edison」。初心者向けに書かれた初めての一冊。

2014年10月にIntelから発売されたIoT向け軽量小型のシングルボードコンピュータ「Intel Edison」。Linuxが動作する強力なパフォーマンスと、無線LANやBluetoothといった無線通信機能を搭載。このデバイスを利用して、ドローンやIoTデバイスの製作などに注目されている。初心者向けに書かれた書籍としては初めての一冊であり、Arduino拡張ボードを使用してプログラミングや電子工作を解説。

目次

第1章 Intel Edisonで電子工作をするために
 1.1 Intel Edisonの特徴
 1.2 Intel Edisonを使うために
 1.3 各部の説明
 1.4 Intel Edisonを使うための準備
   (1)組み立て
   (2)Intel Edisonの設定
   (3)開発環境の設定
   (4)動作チェック
   (5)シリアル通信の設定
   (6)ネットワークの接続
 1.5 電子工作の準備
第2章 Intel Edisonを使った電子工作
 2.1 LEDをスイッチで1秒間光らせる
 2.2 LEDの明るさをボリュームで変える
 2.3 シリアルモニタで文字や値を表示させる
 2.4 一定の時間間隔でLEDを光らせる
 2.5 ファイルに出力する
第3章 Webページを作って表示や操作をする
 3.1 HTMLの基本
   (1)文字を表示する
   (2)リンクやボタンを表示する
 3.2 フォーム(Form)で指示を与える
   (1)フォームの基本
   (2)チェックボックス,ラジオボタン,セレクトボックス,テキストボックス,スライダバーを表示する
 3.3 キャンバス(Canvas)で図を描く
   (1)Canvasの準備
   (2)繰り返し
   (3)条件分け
第4章 Intel Edisonを使いこなす
 4.1 Wi-Fi接続とプログラムの実行手順
   (1)プログラムを書き込む
   (2)シリアルモニタを開く
   (3)ブラウザを開く
   (4)hereをクリックする
 4.2 LEDをブラウザから操作する
 4.3 チェックボックスとラジオボタンでLEDを光らせる
 4.4 テキストボックスの文字を液晶ディスプレイに表示する
 4.5 スライダでサーボモータを回す
 4.6 遠隔栽培
 4.7 アナログ値を確認する(自動更新)
 4.8 センサの値をグラフにする(自動更新)
 4.9 レーダを作る(自動更新)
第5章 外部機器をつなぐ
 5.1 外部電源で動作させる
   (1)Wi-FiからSSHのログインを許可(1度だけ)
   (2)Wi-Fiに接続させておく(1度だけ)
   (3)プログラムを書き込んでからUSBケーブルを抜いて電源を差し込む
   (4)Wi-FiからSSHでログイン
   (5)プログラムを実行
   (6)プログラムを停止
 5.2 SDカードへ保存する
 5.3 カメラ画像を取得する
   (1)PuTTYでログイン
   (2)uvcモジュールのインストール
   (3)fswebcamモジュールのインストール
   (4)fswebcamを使った撮影
   (5)撮影した画像の確認
 5.4 外出先からIntel Edisonを操作する
付録A Intel Edisonの応用
 A.1 Intel Edisonのステップアップ
 A.2 Intel Edisonを使った作品
付録B Linux
 B.1 コマンド
 B.2 viの使い方
付録C コマンドラインで設定する方法
 C.1 デバイスの名前の設定
 C.2 デバイスのパスワードの設定
 C.3 IPアドレスの確認
 C.4 ネットワークの確認
 C.5 Wi-Fiの設定
付録D Intel Edisonの組み立て
   (1)Intel EdisonをArduino拡張ボードに取り付ける
   (2)スペーサの取り付け
付録E アナログ出力するピンの変更
付録F パーツリスト
索引
Tips
 インストールに失敗した場合
 他の時間待ち
 文字や値をつなげて送る
 エラーや文字化け
 Wi-Fi接続がうまくいかなかった場合
 ボタンに変える

前書きなど

 最近,ウェアラブルコンピュータ(Wearable Computer)と呼ばれる身に着けるコンピュータが流行りはじめています。これは超小型のマイコンにセンサやLEDを付けて,動きを計測したり,動きに合わせてLEDを光らせたりするものです。これが製品となったものの1つがスマートウオッチです。
 そしてさらに,IoT(Internet of Things)と呼ばれるモノのインターネットというものが出てきました。マイコンをインターネットにつないで世の中とつながろうという考えです。
 IoTの考え方を応用して,工場に導入したIndustry 4.0(第4次産業革命)も提唱されています。インターネットと実際のモノがつながる時代になってきました。
 これまで,IoTは通常,電子工作ができるだけでなく,サーバの知識が必要となったり,スマートフォンの知識が必要だったりと初心者が簡単に手を出しにくい状況でした。これを簡単に扱えるようにしたものがIntel Edisonです。
 Intel Edisonが他のIoTデバイスよりも優れている点として,Arduinoと同じ環境で開発できること,HTMLの知識だけで通信ができることがあります。これは初心者にはとてもうれしいことだと思います。
 本を読み始めていきなり難しいと,やる気がなくなりますね。しかし,Intel Edisonは仕事で使うような上級者も使えるデバイスであるにもかかわらず,そのステップアップを助けるためのボードも販売されているので,初心者から上級者まで末永く使えるデバイスとなっています。
 本書は,IoTを使ってみたい,インターネットを通じて電子工作を動かしてみたいと考えている方を対象として,初心者が「理解できる」ことを目的に執筆いたしました。
 インターネットから電子工作を動かすことを目的とするならば完成形のプログラムを載せればよいのですが,それではプログラムが複雑すぎて,理解が難しいと考えました。実際,授業を手伝ってくれている学生にとっても難しくて理解しにくくなっていました。
 そこで,電子回路のプログラムと表示するためのHTMLの説明をして,それを組み合わせることによりインターネットから電子工作を動かすプログラムができるというように,順を追って説明するようにしました。本書の構成は多少回りくどくなっていますが,この方針のほうが読者の理解の手助けになると信じております。
 刊行にあたり,山梨大学工学部の中川喬介君と那波知弥君には本書を通して読んでもらい,電子回路の作成とHTMLのチェックをお願いしました。そして,それぞれ異なるWindowsのバージョンでインターネットから電子工作を動かすためのプログラムの検証をしてもらいました。さらに,出版直前のチェックにはこの2名に加えて名取智紘君,金子達也君にも読んでもらい,すべての回路やプログラムHTMLをチェックしてもらいました。ここに感謝の意を表します。最初はただ打ち込むだけだった彼らが本を読みながら,回路とプログラムの検証を行っていく過程で,大きく成長してくれたことを大変うれしく思っております。また,東京電機大学出版局の江頭勝己氏のご尽力により素晴らしい本となりました。心よりお礼申し上げます。
2017年6月
著者しるす

著者プロフィール

牧野 浩二(マキノ コウジ)

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正誤表
・ダウンロード:プログラム・参考資料

上記内容は本書刊行時のものです。

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