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出版局長だより  (第24回)

シアトル・ポートランド旅行記  その6

シアトル5日目です。さすがに少し疲れてきたので、朝食後、ゆっくりめにレッドライオンを出発します。目指すはウィンドウズNTの王者ジム・オールチンの邸宅です。ローレルハーストの最南端にありますが、西側からだと道路工事中で塞がれていて、先日は通れなかったので、東側から入ることにしました。

ガソリンを入れる

しかし、その前にガソリンが不足してきているので、ベルビューで給油することにしました。ワシントン州では自分で給油します。32年前に南カリフォルニア大学に留学していた頃は、自分で給油してから、お金を払いに行きましたが、最近はあらかじめ何リットルとか何ドル分給油しますと申告してお金を払ってから、給油します。多分給油してお金を払わずに逃げてしまう人が多かったからでしょう。

給油口の蓋のロックの外し方も調べてありましたし、今回はサンフランシスコのバークレーの給油所で困ったようなことは起きませんでした。給油ホースのフックの外し方も図解の写真をとっておきました。この歳でいろいろな事を勉強させてもらえます。

ジム・オールチンとジェフ・レイクスの家

ガソリンも入ったし、ジム・オールチンの邸宅を目指します。目標はシアトル市NEローレルハースト・ドライブE3038番地(3038 E Laurelhurst Dr. NE Seattle, WA)です。

ただし行っても赤レンガの塀と鉄柵と門しか見えないとは思いますが、雰囲気を掴んでおきたいと思いました。実際に到着すると、やはり何も見えません。

覚悟していたはずなのに、これで多少意気消沈して、ほんの近くのビル・ゲイツのお気に入りのゴールデンボーイズの一人、ジェフ・レイクスの家には何となく行きそびれました。

46番アベニューNEと47番アベニューNEが交わるあたりに、ローレルハースト・トライアングルがあり、その北側のシアトル市NEローレルハースト・ドライブ3355番地(3355 East Laurelhurst Dr NE, Seattle, WA)あたりです。

ここは1983年1989年くらいにかけてビル・ゲイツが交際していた女性企業家ハイジ・ローゼンが出入りしていたことでも有名です。でも行っても塀しか見えないはずですし、グーグル・アースで見て来たのだからと消極主義になりました。たぶん私が少し疲れてきたのでしょう。

シアトル・テニス・クラブ

1981年8 月、スティーブ・ジョブズは、マイクロソフトを訪れ、マッキントッシュ用のマルチプランの開発を依頼しました。シアトル市E マクギルブラ・ブールバード922番地(922 McGilvra Blvd. E. , Seattle)にある会員制のシアトル・テニス・クラブで会議が開かれました。気分を変えてそこに行ってみることにしました。

ここは会員制クラブでもありますし美しい所です。レッドライオンで会議をするよりは良いかなと思います。この話は『ビル・ゲイツ Ⅰ』408頁に書いてあります。

スターバックス・リザーブ・ローステリー&テイスティング・ルーム

ここで、大体予定していた探訪場所は、終了したと家内に告げますと、行きの飛行機の機内誌で読んだスターバックスの新名所に行こうと提案されました。ちゃんとアドレスもノートしてあると言います。テニス・クラブから距離にして3.1マイル、自動車で14分です。東から西に横切るルートが多少問題だと思いましたが、昼間だし大丈夫だろうと判断しました。地域によっては、そこに住んでいる人の出身によって、暗黙のテリトリーのようなものがあり、それを無視すると、米国では恐い事もあります。西部劇に「よそ者は去れ」というセリフがよく出て来ます。

行く先はスターバックス・リザーブ・ローステリー&テイスティング・ルーム( Starbuchs Reserve Roastery & Tasting Room)で、シアトル市パイク・ストリート1124番地(1124 Pike Street, Seattle, WA)です。
アマゾンにしてもスターバックスにしても、再開発が必要とされる少し問題のある地域に積極的に進出しています。もともと倉庫の跡だといいますし 地価は安いでしょうし、こうでないと儲からないのかもと思います。

目標がなかなか見つからず、ぐるぐる回った末にやっと見つけました。背の低い白い色の建物です。注意していないと見落とします。中に入って、驚いたのは工場の雰囲気をそのまま残して、パイプが走り回り、近未来的な工場空間を作り出していたことでした。昨年、バイロイトの祝祭劇場で見た『タンホイザー』の工場を思い出しました。家内も同じ感想を持ったようです。

店員にお勧めを聞いて、ローストされたコーヒーを飲みました。HAWAII KA’UとSUMATRA LONGBERRYでした。内部の不思議な光景を楽しむカフェでしょう。シアトル新名所になるかもしれません。

明日は、シアトルを離れて300キロ南のポートランドに移動するので、午後はレッドライオンに戻って、トランクやキャリー・バッグの詰め替えをし、休養することにしました。

(続きます)