第一級陸上特殊無線技士試験 集中ゼミ 第3版
本書は,第一級陸上特殊無線技士(一陸特)の国家試験受験者のために,短期間で国家試験に合格できることをめざしてまとめたものです.
一陸特の免許は,近年めざましい発展を遂げている陸上移動通信,衛星通信,テレビ放送中継用の無線局等の無線設備の操作または操作の監督を行う無線従事者として,あるいはそれらの無線局の無線設備を点検し,保守や検査を行う登録検査等事業者の点検員として従事するときに必要な資格です.
一陸特の国家試験は,(公財)日本無線協会で実施されています.試験科目は「無線工学」,「法規」の2 科目,試験問題は4 肢または5 肢択一式,試験は年間3 回実施されているので,比較的受験しやすい資格です.国家試験の問題は,主に多重無線設備に関する範囲から出題されていて,繰り返し同じ問題も出題されています.
そこで本書では,まず重要知識で試験問題を解くために必要な要点を学習し,次に,国家試験問題によって実際の試験に出題された問題で学習を進めることによって,短期間で国家試験合格への知識が身につくように構成しています.
また,よりハイレベルな無線通信設備や放送局の送信用無線設備の技術操作を行うことができる資格として,第一級陸上無線技術士,第二級陸上無線技術士の資格があります.次のステップとして,これらの国家試験に挑戦するときも一陸特の国家試験を受験するときに学習した知識が有効に活用されることでしょう.
本書によって,一人でも多くの方が一陸特の国家試験に合格し,資格を取得することのお役に立てれば幸いです.
著者しるす
一陸特の免許は,近年めざましい発展を遂げている陸上移動通信,衛星通信,テレビ放送中継用の無線局等の無線設備の操作または操作の監督を行う無線従事者として,あるいはそれらの無線局の無線設備を点検し,保守や検査を行う登録検査等事業者の点検員として従事するときに必要な資格です.
一陸特の国家試験は,(公財)日本無線協会で実施されています.試験科目は「無線工学」,「法規」の2 科目,試験問題は4 肢または5 肢択一式,試験は年間3 回実施されているので,比較的受験しやすい資格です.国家試験の問題は,主に多重無線設備に関する範囲から出題されていて,繰り返し同じ問題も出題されています.
そこで本書では,まず重要知識で試験問題を解くために必要な要点を学習し,次に,国家試験問題によって実際の試験に出題された問題で学習を進めることによって,短期間で国家試験合格への知識が身につくように構成しています.
また,よりハイレベルな無線通信設備や放送局の送信用無線設備の技術操作を行うことができる資格として,第一級陸上無線技術士,第二級陸上無線技術士の資格があります.次のステップとして,これらの国家試験に挑戦するときも一陸特の国家試験を受験するときに学習した知識が有効に活用されることでしょう.
本書によって,一人でも多くの方が一陸特の国家試験に合格し,資格を取得することのお役に立てれば幸いです.
著者しるす
一陸特とは!
国家試験
本書の使い方
無線工学編
第1 章 多重通信システムの概要
1.1 多重通信方式
1.2 デジタル通信方式
1.3 通信回線
第2 章 基礎理論
2.1 直流回路
2.2 交流回路
2.3 回路網
2.4 伝送線路
2.5 導波管
2.6 半導体・ダイオード
2.7 トランジスタ・電子管
2.8 電子回路(増幅・発振・変調回路)
2.9 電子回路(パルス・デジタル回路)
第3 章 変調
3.1 パルス変調方式
3.2 変復調器
3.3 PCM多重方式
第4 章 送受信装置
4.1 FM(F3E)送受信装置
4.2 PCM送受信装置
4.3 受信機の特性
4.4 衛星通信用の送受信装置
第5 章 中継方式
5.1 各種中継方式
5.2 干渉等
5.3 多元接続方式
第6 章 レーダー
6.1 パルスレーダーの原理
6.2 パルスレーダーの性能
6.3 パルスレーダーの付属回路
6.4 ドップラーレーダー
第7 章 アンテナ
7.1 基本アンテナ
7.2 パラボラアンテナ
7.3 開口面アンテナ
第8 章 電波伝搬
8.1 電波伝搬の分類
8.2 対流圏伝搬
8.3 地上波伝搬
8.4 見通し距離外の伝搬等
第9 章 電源
9.1 電池
9.2 直流電源装置
第10 章 測定
10.1 基本電気計測
10.2 マイクロ波帯の測定機器
10.3 無線機器に関する測定
10.4 アンテナ系に関する測定
法規編
第1 章 電波法の概要
1.1 電波法の概要
第2 章 無線局
2.1 無線局の免許
2.2 予備免許
2.3 再免許・免許状
2.4 変更・廃止・情報の公表・調査
第3 章 無線設備
3.1 無線設備に関する用語の定義
3.2 電波の型式の表示・電波の質
3.3 スプリアス発射の強度の許容値等
3.4 安全施設
3.5 受信設備・人工衛星局・地球局
第4 章 無線従事者
4.1 用語の定義・主任無線従事者
4.2 操作範囲・無線従事者免許
第5 章 無線局の運用
5.1 目的外使用の禁止等
5.2 秘密の保護・一般通信方法
5.3 連絡設定の方法
第6 章 監督
6.1 周波数等の変更
6.2 電波の発射の停止・検査
6.3 免許の取消し等
6.4 報告・免許を要しない無線局に対する監督等
第7 章 罰則
7.1 罰則
第8 章 書類
8.1 無線局に備え付ける書類
索引
国家試験
本書の使い方
無線工学編
第1 章 多重通信システムの概要
1.1 多重通信方式
1.2 デジタル通信方式
1.3 通信回線
第2 章 基礎理論
2.1 直流回路
2.2 交流回路
2.3 回路網
2.4 伝送線路
2.5 導波管
2.6 半導体・ダイオード
2.7 トランジスタ・電子管
2.8 電子回路(増幅・発振・変調回路)
2.9 電子回路(パルス・デジタル回路)
第3 章 変調
3.1 パルス変調方式
3.2 変復調器
3.3 PCM多重方式
第4 章 送受信装置
4.1 FM(F3E)送受信装置
4.2 PCM送受信装置
4.3 受信機の特性
4.4 衛星通信用の送受信装置
第5 章 中継方式
5.1 各種中継方式
5.2 干渉等
5.3 多元接続方式
第6 章 レーダー
6.1 パルスレーダーの原理
6.2 パルスレーダーの性能
6.3 パルスレーダーの付属回路
6.4 ドップラーレーダー
第7 章 アンテナ
7.1 基本アンテナ
7.2 パラボラアンテナ
7.3 開口面アンテナ
第8 章 電波伝搬
8.1 電波伝搬の分類
8.2 対流圏伝搬
8.3 地上波伝搬
8.4 見通し距離外の伝搬等
第9 章 電源
9.1 電池
9.2 直流電源装置
第10 章 測定
10.1 基本電気計測
10.2 マイクロ波帯の測定機器
10.3 無線機器に関する測定
10.4 アンテナ系に関する測定
法規編
第1 章 電波法の概要
1.1 電波法の概要
第2 章 無線局
2.1 無線局の免許
2.2 予備免許
2.3 再免許・免許状
2.4 変更・廃止・情報の公表・調査
第3 章 無線設備
3.1 無線設備に関する用語の定義
3.2 電波の型式の表示・電波の質
3.3 スプリアス発射の強度の許容値等
3.4 安全施設
3.5 受信設備・人工衛星局・地球局
第4 章 無線従事者
4.1 用語の定義・主任無線従事者
4.2 操作範囲・無線従事者免許
第5 章 無線局の運用
5.1 目的外使用の禁止等
5.2 秘密の保護・一般通信方法
5.3 連絡設定の方法
第6 章 監督
6.1 周波数等の変更
6.2 電波の発射の停止・検査
6.3 免許の取消し等
6.4 報告・免許を要しない無線局に対する監督等
第7 章 罰則
7.1 罰則
第8 章 書類
8.1 無線局に備え付ける書類
索引